俺様で冷徹なハイスペック医師は ツンデレで不器用で激甘な素顔を隠せない
2話 不器用な過保護
診療時間が過ぎ、照明が落とされた静かな心臓血管外科の外来待合室。
夜間の自主歩行(軽い室内歩行)の最中、葵が広々とした待合室のベンチに腰を下ろして息を整えていた。
奥の廊下から静かな足音が近づいてくる。
律が白衣を脱ぎ、濃紺のスクラブ姿で現れた。
律は手に厚みのある洋書を携え、少し疲れた様子で待合室へと足を踏み入れてきた。
「……葵か。こんな暗がりに1人で座って、何をしている」
どこまでも落ち着いた、律の低く滑らかな声。
葵は律を見上げた。
「……あ、律先生。歩行訓練の途中で、少し風が気持ちよかったので休息を……。先生こそ、お仕事終わりですか?」
律は無言のまま葵の隣へ歩み寄った。
律は手にした大きな洋書(医学書)を膝の上に置き、あらかじめ持っていた薄手のブランケットを、葵の膝元へ無造作に掛けた。
夜間の自主歩行(軽い室内歩行)の最中、葵が広々とした待合室のベンチに腰を下ろして息を整えていた。
奥の廊下から静かな足音が近づいてくる。
律が白衣を脱ぎ、濃紺のスクラブ姿で現れた。
律は手に厚みのある洋書を携え、少し疲れた様子で待合室へと足を踏み入れてきた。
「……葵か。こんな暗がりに1人で座って、何をしている」
どこまでも落ち着いた、律の低く滑らかな声。
葵は律を見上げた。
「……あ、律先生。歩行訓練の途中で、少し風が気持ちよかったので休息を……。先生こそ、お仕事終わりですか?」
律は無言のまま葵の隣へ歩み寄った。
律は手にした大きな洋書(医学書)を膝の上に置き、あらかじめ持っていた薄手のブランケットを、葵の膝元へ無造作に掛けた。