「社会派ミステリー」の作品一覧・人気順

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社会派ミステリー | 対象 タイトル, キーワード, 作家名

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御神渡り(おみわたり)

総文字数/31,384

ミステリー・サスペンス7ページ

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善い人だった父が殺された。犯人はすぐ自首した。それが嘘の始まりだ。 「私が突き落としました。三十四年前に私が殺した女の子のことを、あの人に知られたからです」 事件は、四日で解決したはずだった。 長野県諏訪市。氷点下の朝、神社の五十段の石段の下で、元高校教師・遠山克巳の遺体が見つかる。教え子を三十四年にわたって支え続け、地域の誰もが「善い人」と呼んだ男である。冷たくなったその右手には、誰のものともしれない黒いボタンが握られていた。 四日後、廃業した町工場の元社長・牧野常雄が、自ら警察署に出頭する。 だが、疎遠だった娘・千尋と、加害者の息子である中学教師・牧野悠が、それぞれの父の三十四年を掘り返しはじめたとき、供述と噛み合わない事実が一つずつ現れてくる。毎月三万円の送金。事故の六年後に取り付けられたはずの鉄の階段。雪の上に残された、人が一時間座っていた窪み。 諏訪湖の氷は、ゆるんで締まるのを繰り返し、いつか自分の重みで割れる。割れ目は湖を横切る一本の道になり、氷の下にあったものを、湖はそのとき初めて自分で吐き出す。
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約束の庭

総文字数/40,834

ミステリー・サスペンス19ページ

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【柚木刑事シリーズ 第三作・完結編】各作品は独立した事件です。本作からお読みいただけます。  児童養護施設「若葉園」の園長・桐生誠一が、庭の石段の下で死んでいた。  七十八歳。五十年にわたって園を守り続けた人物だった。  現場に立った県警の柚木は、ひとつの違和感を覚える。転落死にしては、血が少なすぎる。  園長室からは、公式の帳簿とは別に、五十年分の手書きの記録が見つかった。  そこに書かれていたのは、卒園していった子どもたちへ、園長が私費で渡し続けた金の記録だった。  庭には桜が植えられている。一本ごとに、ひとりの子どもの名前がある。  その庭で、園長は誰と、何を約束したのか。  老刑事と若い相棒が、五十年分の記録をたどっていく。  ※作中に、児童虐待および自死を想起させる描写が含まれます。  ※本作は、城見町を舞台にした三部作の完結編にあたります。県警捜査一課の柚木数馬と、若い相棒の三雲拓海。同じ町で向き合った、独立した三つの事件です。 第一作『八月の蛍』(完結)  二十年、母は提灯を灯し続けた。帰らない息子の、目印として。 第二作『忘れ雪』(完結)  積もらずに消える雪を、忘れ雪という。
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