その声を聞かせて
その声を聞かせて
「えーー!? あははは!」

「面白いでしょー? ほら由麻ちゃん、飲んで飲んで?」

渚さんがそう言えば、メイドさんがすかさずお酒を注いでくれる。

「ありがとうございます」

お礼を言ってまた飲む。

「ははは!由麻ちゃん、凌はつまらんだろ?」

「本当に!無口でしょう?あの子。昔っからなのよー?ね?」

「え!? いや、そんな事ないですよ?」

「嘘だぁ。家では喋らないわよ?」

「喋ります喋ります! 結構甘えん坊ですし」

シーン…。

しまった。

言っていいやつ?

「あら」

「まぁ」

「えっ」

渚さんだけニヤニヤしてる。

「詳しく聞こうかしら」

「いやいやいや!」

「凌、ちゃんとあっちの方も…」

「やだもうあなたったら!あはは!」

そして豪快にお母さまはお父さまを引っ叩く。

「いや、気になるだろそりゃ。なぁ?」

となぜか私を見る。
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