その声を聞かせて
「由麻ちゃん、今のうちしか聞けないからさ?」

渚さんまで。

「あ、いや…。あははは…」

「気になっちゃうー!ちゃんと優しい?」

「は、はい。や、優しい?です」

大丈夫か?

これ。

「キャーーーーーー!!」

お母さまと渚さんは叫びながらジタバタする。

「ははは!さすが俺の息子。髙橋、酒を追加だ」

「かしこまりました。良かったですねぇ」

髙橋さんもニコニコしている。

「ああ。ありがとうな、髙橋。お前が付いててくれたからな」

「滅相もございません」

なんか、こっちはこっちで盛り上がってる。

お父さんと髙橋さんが、握手を交わし泣き出した。

息子の初ホームランでも見たみたいに。

なにこれ。

面白すぎる。

この家族。

「ぷっ、はははは!」

私が耐えられずに笑い出せば、みんなも目を合わせて豪快に笑い出した。

「「あはははは!」」
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