無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜
エピローグ
季節は少しだけ巡り、柔らかな春の陽射しが街を包んでいた。

今日は――私と湊さんの結婚式。

純白のドレスに身を包んだ私は、鏡の前に立った。

「綺麗だ」

低く囁かれ、顔が一気に赤くなる。
湊さんが横で私に微笑みかけていた。

「この日が来るなんて、本当に夢のようだな」
「それは、私も同じ」

ふたりで笑い合っていると、馴染みある二人がやってきた。

「ついにこの日が来たんだなぁ!」
「おめでとう、千沙ちゃん」

兄と美湖さんだった。
本当に晴れやかな笑顔で、私たちを祝福してくれていた。

「しあわせになれよ、千沙、湊」
「うん、ありがとうお兄ちゃん」
「おまえには感謝してもしきれないよ、誠」
「そうだな、これからは義兄として敬う気持ちも持ってもらいたいものだ」
「努力する」
「努力ってなんだ」

笑う兄は、湊さんと義兄弟になれて、本当にうれしそうだった。
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