仄暗いほど重たい愛 ~偽装妻ですが、冷血御曹司は手放す気がないようです~
エピローグ
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バスルームから上がり、薄手のルームガウンを羽織った私は、ベッドの上でどきどきと統悟さんを待っていた。
緊張で落ち着かず、何度も左手の薬指に目を落とす。
夢なんかじゃないとわかっているけれど、それでも万が一、もしかしたらという可能性が捨てきれない。
だって、統悟さんが私を好きだなんて……。
いったい、いつから好きでいてくれたんだろう。
私のどこを好きになってくれたんだろう。
聞きたいことはたくさんある。
だけど今は、いっこくも早く統悟さんに愛されたいと思ってしまう。
統悟さんの気持ちを疑っていないからこそ、これが夢じゃないと確実にわからせてほしい。
────『俺以外の男を気遣う余裕があるのなら、今後のことを心配した方がいいですよ 』
────『夫に何も言わず出ていった罪は、その身体でたっぷり償ってもらいますから』
……あれって、そういうこと、だよね……?
思い出すとじわりと肌が火照った。
そんな刹那。
ベッドルームの扉が開いて、どっと心臓が跳ねた。