【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?
最終章『番ではない私でよろしいのですか?』
◇
「......っ、ふ.....っ」
「.....ジャスミン?」
「どうして......どうして」
ーー来たのです.....っせっかく.....あなたの隣を、諦めようと、してるのに......
「............」
荒くなった息を吐きながら、涙が溢れた。
みっともない顔を見られたくなくて手で顔を覆った。
後ろから私を強く抱く彼の腕は一向に解けない。それどころか、もっときつく抱き寄せられる。
触れている場所から彼の熱が服越しに伝わってくる。その温かさが、嬉しくて、切なくて....大好きで。
離れなければと思うのに、離れないでと願ってしまう。
ずるい。あなたはずるい。
あなたが優しくするから。
甘く微笑むから。
大切に触れるから。
もっと近づきたくなって、触れてほしくなって、私だけを見て欲しくなって。
どんどん欲張りになってしまう。
もうこれ以上、好きにさせないで.....
離れられなくなるからーー。
「どうして、諦める....?」
「....え?」
「なぜ、離れるんだ....?」
吐息がかかるほど近くで、耳に直接吹き込まれた声が心を震わせた。
まるで、恋しいと言われているみたいだ。
「......っ、ふ.....っ」
「.....ジャスミン?」
「どうして......どうして」
ーー来たのです.....っせっかく.....あなたの隣を、諦めようと、してるのに......
「............」
荒くなった息を吐きながら、涙が溢れた。
みっともない顔を見られたくなくて手で顔を覆った。
後ろから私を強く抱く彼の腕は一向に解けない。それどころか、もっときつく抱き寄せられる。
触れている場所から彼の熱が服越しに伝わってくる。その温かさが、嬉しくて、切なくて....大好きで。
離れなければと思うのに、離れないでと願ってしまう。
ずるい。あなたはずるい。
あなたが優しくするから。
甘く微笑むから。
大切に触れるから。
もっと近づきたくなって、触れてほしくなって、私だけを見て欲しくなって。
どんどん欲張りになってしまう。
もうこれ以上、好きにさせないで.....
離れられなくなるからーー。
「どうして、諦める....?」
「....え?」
「なぜ、離れるんだ....?」
吐息がかかるほど近くで、耳に直接吹き込まれた声が心を震わせた。
まるで、恋しいと言われているみたいだ。