この恋、予定外。
消えない
朝の空気は、いつもより暖かかった。
季節の変わり目が、目の前に来ているのが体感で分かる。
軽くストレッチをしてから、スマートウォッチで時間を確認する。
おろしていた髪の毛をきゅっと上の方で結び、いつものポニーテールにする。気合を入れた。深呼吸。
走り出してすぐ、体がゆっくりと温まっていく。
足の運びと呼吸が自然に噛み合って、いつものリズムにすんなりと乗った。
やっぱり、この感覚は嫌いじゃない。
余計なことを考えなくていい、この時間が。
一定のペースで進みながら、角を曲がる。
信号が赤に変わり、私は足を止めた。
ちょうどいい、と思った。
軽く息を整えながら顔を上げたその時、見覚えのある人影が、視界に入る。
「あ」
ほんの一瞬だけ迷って、それでも私は声をかけていた。
「おはようございます!」
振り返った顔に、わずかな間が生まれる。
「…おはよう」
まさかの人物だった。
高橋さんが、こんな朝早くに。
ちょっとだけ、驚く。
挨拶を返してきた彼のその声は、いつも通り。
─────でも、不思議だった。
季節の変わり目が、目の前に来ているのが体感で分かる。
軽くストレッチをしてから、スマートウォッチで時間を確認する。
おろしていた髪の毛をきゅっと上の方で結び、いつものポニーテールにする。気合を入れた。深呼吸。
走り出してすぐ、体がゆっくりと温まっていく。
足の運びと呼吸が自然に噛み合って、いつものリズムにすんなりと乗った。
やっぱり、この感覚は嫌いじゃない。
余計なことを考えなくていい、この時間が。
一定のペースで進みながら、角を曲がる。
信号が赤に変わり、私は足を止めた。
ちょうどいい、と思った。
軽く息を整えながら顔を上げたその時、見覚えのある人影が、視界に入る。
「あ」
ほんの一瞬だけ迷って、それでも私は声をかけていた。
「おはようございます!」
振り返った顔に、わずかな間が生まれる。
「…おはよう」
まさかの人物だった。
高橋さんが、こんな朝早くに。
ちょっとだけ、驚く。
挨拶を返してきた彼のその声は、いつも通り。
─────でも、不思議だった。