あと30日で、他人に戻るふたり
11日目 いいかなって思ってる人
いつもと違う寝心地で、ふと目が覚めた。
薄暗い部屋の中、カーテンから光が漏れている。
この部屋は────
私の寝室じゃない。
がばっと勢いよく起き上がって、辺りを見回す。
覚えのないブランケットがかけられていて、思わず握りしめた。
リビングのソファで寝落ちしちゃったんだ!
……と、ここで気がつく。
足元に横たわる、彼の姿。
すぐに肩を揺すろうとして、手を止める。
────無造作に触っていいのか、分からなくなってしまった。
自分の寝室にベッドがあるというのに、よりによって彼がベッド代わりにしているソファで寝てしまうとは。
最低にも程がある。
かけてくれていたブランケットを、そっと彼の身体にかけた。
この人は、なんにも言わない。
なんにも言わない分だけ、一緒に過ごせば過ごす分、見えないやさしさに触れる。
薄暗い部屋の中、カーテンから光が漏れている。
この部屋は────
私の寝室じゃない。
がばっと勢いよく起き上がって、辺りを見回す。
覚えのないブランケットがかけられていて、思わず握りしめた。
リビングのソファで寝落ちしちゃったんだ!
……と、ここで気がつく。
足元に横たわる、彼の姿。
すぐに肩を揺すろうとして、手を止める。
────無造作に触っていいのか、分からなくなってしまった。
自分の寝室にベッドがあるというのに、よりによって彼がベッド代わりにしているソファで寝てしまうとは。
最低にも程がある。
かけてくれていたブランケットを、そっと彼の身体にかけた。
この人は、なんにも言わない。
なんにも言わない分だけ、一緒に過ごせば過ごす分、見えないやさしさに触れる。