あと30日で、他人に戻るふたり
14日目 ほんとに分かってない
朝の洗面所では、どちらがどう動くのかもう手に取るように分かってきて、体がぶつかることもほとんどなくなった。
「はい、次どうぞ」
顔を洗い終わった大地さんがそう言って鏡の前から離れる。
私が入れ違いで入り、ヘアアイロンの電源をつけてラックの端っこにぶら下げておく。
「洗顔とアイロン終わったら声かけますねー」
「うん。着替えてくる」
もはや、連携プレー。
手早く洗顔して、髪の毛をアイロンで整える。
鏡に映る自分が少しずつ仕事モードに切り替わっていく。
今週もまた、始まる。
そんなことを思いながら、スキンケアを終えてリビングに戻って彼の姿を探した。
────いない。
「大地さん?終わりましたよー」
部屋を見回すと、ソファの背もたれにぐちゃっと部屋着がかけられているのを見つけて、とりあえずそれを畳む。
「あー…うん」
ちょっと遠くで返事が聞こえて、ああキッチンにいたのかと振り返る。
そこで、私の手から部屋着が落ちた。
「……え?」
思わず二度見した。
そこにいるのは、見慣れているはずの大地さん。
────の、はずなのに。
「はい、次どうぞ」
顔を洗い終わった大地さんがそう言って鏡の前から離れる。
私が入れ違いで入り、ヘアアイロンの電源をつけてラックの端っこにぶら下げておく。
「洗顔とアイロン終わったら声かけますねー」
「うん。着替えてくる」
もはや、連携プレー。
手早く洗顔して、髪の毛をアイロンで整える。
鏡に映る自分が少しずつ仕事モードに切り替わっていく。
今週もまた、始まる。
そんなことを思いながら、スキンケアを終えてリビングに戻って彼の姿を探した。
────いない。
「大地さん?終わりましたよー」
部屋を見回すと、ソファの背もたれにぐちゃっと部屋着がかけられているのを見つけて、とりあえずそれを畳む。
「あー…うん」
ちょっと遠くで返事が聞こえて、ああキッチンにいたのかと振り返る。
そこで、私の手から部屋着が落ちた。
「……え?」
思わず二度見した。
そこにいるのは、見慣れているはずの大地さん。
────の、はずなのに。