御曹司社長は恋に臆病な契約妻を極上の愛で囲う
契約結婚のはじまり
「荷物はこれで全部か?」
数箱の段ボールを見つめて雅人が声を出す。
「はい。元々あまり荷物が多い方じゃないので」
小夜莉は肩をすくめると今日から自分の居場所になる広いフローリングの部屋を振り返った。
皆がため息をつく様な結婚式から二週間。小夜莉は雅人と一緒に暮らすために、この都心の一等地にあるマンションに引っ越してきた。
(いよいよ本当の意味での契約結婚が始まるんだ)
小夜莉はドキドキとしながら18㎡はあろうかという広い部屋に足を踏み入れる。雅人のマンションは、今まで一人暮らしだったというのが信じられない程に部屋数が多く、この部屋も購入後一度も使われていなかったらしい。
「一応こちらで必要なものは備え付けておいたから、他に必要なものがあったら遠慮なく言ってくれ」
雅人はそう言うと、リビングの方へと歩いていく。今日の雅人は初めて見る私服姿で、袖を捲った淡い水色のシャツとパンツに細身のメガネをかけている。
(社長って普段はコンタクトレンズなのかな?)
そんな事を思いながら、小夜莉は「ありがとうございます」と慌てて雅人が歩いていった方へと声を出した。
「あぁ、人手が必要なら声をかけて」
広すぎるマンションではリビングも遠いのか、どこからか雅人の返事が聞こえてくる。
数箱の段ボールを見つめて雅人が声を出す。
「はい。元々あまり荷物が多い方じゃないので」
小夜莉は肩をすくめると今日から自分の居場所になる広いフローリングの部屋を振り返った。
皆がため息をつく様な結婚式から二週間。小夜莉は雅人と一緒に暮らすために、この都心の一等地にあるマンションに引っ越してきた。
(いよいよ本当の意味での契約結婚が始まるんだ)
小夜莉はドキドキとしながら18㎡はあろうかという広い部屋に足を踏み入れる。雅人のマンションは、今まで一人暮らしだったというのが信じられない程に部屋数が多く、この部屋も購入後一度も使われていなかったらしい。
「一応こちらで必要なものは備え付けておいたから、他に必要なものがあったら遠慮なく言ってくれ」
雅人はそう言うと、リビングの方へと歩いていく。今日の雅人は初めて見る私服姿で、袖を捲った淡い水色のシャツとパンツに細身のメガネをかけている。
(社長って普段はコンタクトレンズなのかな?)
そんな事を思いながら、小夜莉は「ありがとうございます」と慌てて雅人が歩いていった方へと声を出した。
「あぁ、人手が必要なら声をかけて」
広すぎるマンションではリビングも遠いのか、どこからか雅人の返事が聞こえてくる。