最後まで読まないで

通学路の曲がり角

学校へ行く途中、必ず通る見通しの悪い曲がり角がある。ある朝、急いで角を曲がろうとした時、ドンッと誰かと強くぶつかった。「ごめんなさい!」と謝ったが、相手は何も言わずに立ち去ってしまった。同じ学校の制服を着た、私と同じくらいの背丈の女の子だった。ふと足元を見ると、女の子が落としたらしい名札が落ちている。拾い上げて名前を確認すると、そこには私の名前が書かれていた。
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