マッチングした相手は片想いの社長でした
第18話 一緒に暮らそう
社長室に、キーボードを叩く音が静かに響いていた。
春樹さんはデスクの向こうで資料に目を通している。
その横顔はいつも通り真剣で、仕事中の春樹さんはやっぱり格好いい。
以前なら、こうして遠くから見つめるだけだった。
それだけで幸せだった。
なのに今の私は――春樹さんの秘書として、すぐ側にいる。
「水野」
不意に呼ばれて顔を上げる。
春樹さんと目が合った。
「はい、社長」
会社では社長。
二人きりのときは春樹さん。
まだその切り替えには慣れない。
「この資料を頼む」
「はい」
渡された資料を受け取る。
「それと、この仕事だが……」
「あ、はい」
説明を聞きながらメモを取る。
一つ終わったと思ったら、また一つ。
春樹さんはデスクの向こうで資料に目を通している。
その横顔はいつも通り真剣で、仕事中の春樹さんはやっぱり格好いい。
以前なら、こうして遠くから見つめるだけだった。
それだけで幸せだった。
なのに今の私は――春樹さんの秘書として、すぐ側にいる。
「水野」
不意に呼ばれて顔を上げる。
春樹さんと目が合った。
「はい、社長」
会社では社長。
二人きりのときは春樹さん。
まだその切り替えには慣れない。
「この資料を頼む」
「はい」
渡された資料を受け取る。
「それと、この仕事だが……」
「あ、はい」
説明を聞きながらメモを取る。
一つ終わったと思ったら、また一つ。