マッチングした相手は片想いの社長でした
第21話 突然の「パパ」
香織さんがNY支社から戻ってきて、数日が経った。
最初こそ、彼女の姿を見るたびに胸の奥がざわついていた。
春樹さんがかつて愛した人。
そして、婚約までした人。
だけど、仕事をしている香織さんを見ているうちに、私の中の印象は少しずつ変わっていった。
「社長、クライアントとの契約に行って来ます」
資料を抱えた香織さんが、社長室の入り口から声をかける。
「ああ、頼むよ」
春樹さんの返事もごく普通だ。
昔の恋人同士というより、今は社長と社員。
少なくとも、私にはそう見えた。
「すごいですね。契約だなんて」
思わず口にすると、春樹さんがパソコンから顔を上げる。
「元々企画部のエースだ」
「そうなんだ」
最初こそ、彼女の姿を見るたびに胸の奥がざわついていた。
春樹さんがかつて愛した人。
そして、婚約までした人。
だけど、仕事をしている香織さんを見ているうちに、私の中の印象は少しずつ変わっていった。
「社長、クライアントとの契約に行って来ます」
資料を抱えた香織さんが、社長室の入り口から声をかける。
「ああ、頼むよ」
春樹さんの返事もごく普通だ。
昔の恋人同士というより、今は社長と社員。
少なくとも、私にはそう見えた。
「すごいですね。契約だなんて」
思わず口にすると、春樹さんがパソコンから顔を上げる。
「元々企画部のエースだ」
「そうなんだ」