高嶺の花も恋をしたい!
ビアガーデンで同期会
 9月最後の月曜日、会社近くのビアガーデンで同期会が行われた。

 当初30名で予約していた同期会だけど、休前日ということもあり、なんと50名を超える同期が集まった。

 幹事は桃子と若田君のカップルだ。

 改めて並んでいる二人を見ると、小さくてアイドルのように可愛らしい桃子と、体育会系爽やかマッチョの若田君はとてもお似合いだった。

 入社式ぶりの再会という同期がほとんどの中、私はいつもの人見知りを発動させ、受付にいる桃子の隣で大人しくジョッキを傾けていた。

 みんなと仲良くなりたくないわけではないけれど、自分から話しかけるのはちょっとハードルが高くて、特に男性の同期とは全くしゃべることができなかった。

「花緒~! せっかく来てるんだからみんなとしゃべらないと」
「う、うん……でも何をしゃべったらいいかわかんないよ」
「みんな花緒と話したがってるのよ? 絶対に連れてきてって言われてたんだから」

 ええっ⁉ 一体誰が私と話したいと思うのよー。

 175㎝の大きな体を縮こませ、小さな桃子の後ろに隠れていた私を、桃子がひっぱっていく。
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