高嶺の花も恋をしたい!
『お母様が来られています!』
◇ ◇ ◇
大阪にはもう3週間帰れていない。
つまり花緒に3週間も会えていないのだ。
毎日何件ものオーナー様と会い、ヒアリングをこなし、次から次へと書き上げた設計図面をオペレーターへ送りつける。
休日を返上し、馬車馬のように働いたこの3週間。ようやく手に入れた休みだった。
仕事を終えた俺はウィークリーマンションで簡単に荷造りし愛車に飛び乗った。
高速を飛ばせば花緒と晩飯を食べられる時間に着けるかもしれない。
そんな期待を胸に、高速道路を北へ向かって走っていた。
ところが出発してすぐ、ポンポンポンッと立て続けにメッセージを受信する。
走行中で確認できないことをもどかしく思っていると、電話がかかってきた。若田からだ。
若田もやっと代休が取れることになり、一足先に、昨日の夜から大阪へ帰っていたのだ。
「高野? 今どこだ⁉」
「まだ高速。和歌山を出てない」
「今送ったメッセージを見たか?」
メッセージは若田からだったのか。
「運転中で見てない」
「お前と高嶺さん、同棲しているのか?」
「は? なんでそれを……」
花緒と付き合っていることは話したが、同棲のことはまだ話していなかった。
だがこうしてわざわざ電話をかけてきて確認してくるということは、ひょっとして花緒が言ったのか?
大阪にはもう3週間帰れていない。
つまり花緒に3週間も会えていないのだ。
毎日何件ものオーナー様と会い、ヒアリングをこなし、次から次へと書き上げた設計図面をオペレーターへ送りつける。
休日を返上し、馬車馬のように働いたこの3週間。ようやく手に入れた休みだった。
仕事を終えた俺はウィークリーマンションで簡単に荷造りし愛車に飛び乗った。
高速を飛ばせば花緒と晩飯を食べられる時間に着けるかもしれない。
そんな期待を胸に、高速道路を北へ向かって走っていた。
ところが出発してすぐ、ポンポンポンッと立て続けにメッセージを受信する。
走行中で確認できないことをもどかしく思っていると、電話がかかってきた。若田からだ。
若田もやっと代休が取れることになり、一足先に、昨日の夜から大阪へ帰っていたのだ。
「高野? 今どこだ⁉」
「まだ高速。和歌山を出てない」
「今送ったメッセージを見たか?」
メッセージは若田からだったのか。
「運転中で見てない」
「お前と高嶺さん、同棲しているのか?」
「は? なんでそれを……」
花緒と付き合っていることは話したが、同棲のことはまだ話していなかった。
だがこうしてわざわざ電話をかけてきて確認してくるということは、ひょっとして花緒が言ったのか?