高嶺の花も恋をしたい!
「……それは酷いわね。同棲しているにもかかわらず何も教えてもらってなくて、他人の口から彼氏の実家のことを聞くなんて。しかもその子達、太一を狙っている女の子達なんでしょう? うちの息子、最低ね」
「い、いえ、そんなことは」
どうしようっ……!
私、高野の悪口を言ってるみたいになってる⁉
「あの写真、私も見たわよ」
「え⁉」
「私が来たのは、まさにその写真を見たからなの。夏成の社内で拡散されているみたいね。誤解しないでほしいんだけど、同棲していることを咎めたくて来たんじゃないのよ? うちは事情があって、太一には早く結婚してもらいたいの。だから再三結婚の話をしていたわけ。相手がいないならこっちで探すからって話を何度もしていたのよ。相手がいるならそれに越したことないんだけど……」
何も聞いてないならどこから話をすればいいのか……とお母様が頭を抱えている。
でも私は、お母様があの写真を見たのであれば、真っ先に言わなければいけないことがあった。
「あの写真、副社長と私の写真は事実無根ですから! 私は今副社長秘書をしていますが、あれは仕事帰りに副社長が送ってくださっただけのことで――」
「副社長? 事実無根って、誤解なんてするわけないじゃない。……え? まさかそれも知らないの⁉」
知らないって何が?
「ハァ……本当にうちのバカ息子は……」とお母様が目をぎらぎらと怒らせている。
「誤解なんてするわけないわ。そもそも副社長は――」
「母さん⁉」
リビングのドアがバーンと開くと、そこに高野が立っていた。
「い、いえ、そんなことは」
どうしようっ……!
私、高野の悪口を言ってるみたいになってる⁉
「あの写真、私も見たわよ」
「え⁉」
「私が来たのは、まさにその写真を見たからなの。夏成の社内で拡散されているみたいね。誤解しないでほしいんだけど、同棲していることを咎めたくて来たんじゃないのよ? うちは事情があって、太一には早く結婚してもらいたいの。だから再三結婚の話をしていたわけ。相手がいないならこっちで探すからって話を何度もしていたのよ。相手がいるならそれに越したことないんだけど……」
何も聞いてないならどこから話をすればいいのか……とお母様が頭を抱えている。
でも私は、お母様があの写真を見たのであれば、真っ先に言わなければいけないことがあった。
「あの写真、副社長と私の写真は事実無根ですから! 私は今副社長秘書をしていますが、あれは仕事帰りに副社長が送ってくださっただけのことで――」
「副社長? 事実無根って、誤解なんてするわけないじゃない。……え? まさかそれも知らないの⁉」
知らないって何が?
「ハァ……本当にうちのバカ息子は……」とお母様が目をぎらぎらと怒らせている。
「誤解なんてするわけないわ。そもそも副社長は――」
「母さん⁉」
リビングのドアがバーンと開くと、そこに高野が立っていた。