高嶺の花も恋をしたい!
セフレと同居!?
 休前日を高野と過ごすようになり、定休日の火曜の朝は、毎週のように高野の部屋で目覚めていた。

 休日の全てを資格取得の勉強に費やすつもりだった私は、いつも高野が作ってくれた朝食を食べると、すぐに部屋を出ていた。

 丸一日まともに勉強できる日は、定休日の火曜日と水曜日しかないのだから、貴重な時間なのだ。

 今日も高野特製の目玉焼きトーストを食べ終わった後、お礼を言い、カバンを持ち上げる。

 玄関へ向かう私に高野が言った。

「勉強ならここですればいい」

 確かに高野の部屋には、製図机と素敵なドラフターがある。さらにはCAD用のパソコンデスクまであり、小さな設計事務所の機能を備えていた。

 これなら高野が仕事をしていても、もう一台を借りることが可能だろう。

 それに学科はオンデマンドなので、ネット環境があればどこでも視聴できる。

「俺も通ってきた道だし、見てやるよ」

 そう言われると『なんてありがたい!』と思うのだけれど、本当にいいのだろうか。

 体だけの関係のはずなのに、朝食をご馳走になった上、勉強まで。

 高野の貴重な休みを奪ってしまうのは気が引けた。
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