月刊注目作家 2013年1月 神谷りん

月刊注目作家 今、注目の作家を毎月1名ご紹介★

2013年1月 神谷りんさん

注目理由

運命的な恋に翻弄される女性の心情を切なく書き上げ、ファンタジーファン以外からも高い共感を得ている神谷りんさん。
来月にはいよいよ2作目「白銀の女神」が発売決定。そして連載も佳境に!まさに今、大注目の作家さんです♪

インタビュー

――以前「偽りの結婚」が処女作とお聞きしましたが小説執筆は何がきっかけだったのでしょうか。
憧れの作家さんの小説を読んで、私も書いてみたいと思った事がきっかけでした。その作家さんはWEB上で小説を執筆していた方で、その方がベリーズカフェの姉妹サイトの野いちごに登録したことがきっかけで私も読者として野いちごの会員に登録しました。ですので、野いちごの会員になったのはそれこそ野いちごが出来て間もない頃でしたね。残念なことに、その方は既に退会しており、WEB上の小説サイトも閉鎖されたため、小説を読むことができません。大好きだった小説が突然読めなくなってとても残念でした。けれど、ふと思ったんです。もう読めないのであれば、読みたい小説を自分で書けばいいのだと。こうして「偽りの結婚」が生まれました。小説の右も左も分からない状態で始めた執筆ですが、今は小説を書くことがとても楽しいです。
――特に女性のキャラクターにはとても親近感が湧くのですが、読者の心を惹きつける魅力的な人物像を表現するために、なにか意識されていることはありますか?
登場する女性に試練を与えることです。私の小説に登場する女性は大体、優柔不断で、か弱い印象を持たれる女性が多いです。「偽りの結婚」のシェイリーンは偽りの妃だということ、「白銀の女神」のエレナは能力を利用されているということ、そして「孤高の天使」は好きな人から自分とそっくりだという女性に投影されていることなど、何かしらの引け目を感じている女性が登場します。女性に試練を与え、葛藤させるとその分だけ悩みや、不安などの心理描写は増えます。心理描写を書く際は、そんな女性たちの心の葛藤を私なりに考えて細かく表現することを意識しています。私の書く小説はどれも一人称なので心理描写を書くには適していますが、いつか三人称で女性の葛藤を書いてみたいですね。
――ご自身の作風をどのように考えていらっしゃいますか?
私の作品は基本的には恋愛をベースにして、ところどころにファンタジー要素を入れることが多いです。例えば、ヒーローとヒロインの恋愛を軸にして、そこに「人の心が読める能力」「天使」「悪魔」などのファンタジー要素を加えています。初めは何を以ってファンタジーと成すのか悩みましたが、作品数が増える度にファンタジー要素がより濃くなっていき、ファンタジーらしい作品を書くことが出来ているのではないかと思います。成長スピードは遅いですが、想像力を膨らませ、面白いファンタジー作品が書けるよう精進します!
――執筆する際に、ご自身の経験や理想などを盛り込むことはありますか?
まず経験についてですが、私の経験が小説の中に活かされることは全くありません。私自身、ヒロインである女性たちの性格とは反対の性格をしていて、私の経験は参考にならないのです(笑)前述で女性には「試練を与えて葛藤させる」と書きましたが、女性の心理描写を書くのは私にとっても試練なのです。設定も異世界ですので、街並みや国、種族などは経験というよりも想像で書いています。理想については、取り入れることもあります。私の理想というよりは、読者の皆様に共感してもらえるよう、皆が理想だと思えるような魅力的なキャラクターづくりを目指しています。特に、ベリーズカフェには女性の読者が多いため、男性キャラクターはどんなキャラクターが好まれやすいか、魅力的かを考えながら書いています。理想から作り上げた男性像は現実世界であまりお見かけしませんが(笑)理想を生み出せるが小説の良いところですよね。
――オススメの小説や好きな作家さまなど、過去の趣味など含め、よろしければ教えてください。
昔は紙媒体の本を手に取っていましたが、今はめっきり減ってきており、電子書籍やケータイ小説サイトで小説を読むことが多いです。かさばらないし、すぐに読めるし、ほとんど家にいない私にとってはありがたいです。学生の頃は本を読む時間もたくさんありましたが、働き始めてからは、限りある時間で自分の抱えている小説の執筆をしていたらあっという間に時間が過ぎていくので読む時間は減ってしまいました。基本的に隠れファンなので、オススメの作家さんのお名前は出しませんが、感想ノートやレビューで熱い想いを伝えています!これからもお昼休みの合間などに本棚に入れた作品をちまちまと読んでいき、たくさんの作品に出合いたいです。
――プライベートではどのような日々をすごしていらっしゃいますか?
休日は小説の執筆をすることが多いです。集中力が切れた時は録画したテレビ番組を見たり、出かけたりしてリフレッシュしています。今一番はまっているのはゴルフ!月1のペースでコースに出て、体を動かすのがとても楽しいです。ゴルフ場の緑の景色を見て癒され、澄んだ空気で頭の中をリフレッシュし、体を動かして健康になる。ゴルフっていいことづくしですのでオススメです。
――今後書いてみたいジャンルや現在興味のあるジャンルはありますか?
まだ暫くはファンタジー作品が続くと思います。執筆速度は遅いくせにネタだけはたくさんあり、書きたい小説のプロットをちょこっと立ててはそれが増えていっていますので(汗)そして、そのどれもがファンタジージャンルにあたる作品になると思います。ベリーズカフェでは恋愛小説の企画が多いので、恋愛ジャンルも書いてみたいと思ったこともありますが、なかなか踏み出せず…現在開催中の短編コンテスト企画も頭の中で設定を組んで終わり。ファンタジージャンルでネタが尽きたら恋愛小説に挑戦するかもしれません。その際は温かい目で見守ってください(笑)

神谷りんさんからのメッセージ

はじめまして、神谷りんです。ファンタジーを中心に小説を書いていますが、いつも現実的な日常に追われて社会の波にもまれています。日々の目標は仕事と趣味の両立!社会人になり、仕事に追われる毎日ですが、これからも自分のペースで執筆活動を続けていきたいと思います!

編集部ピックアップ作品

孤高の天使
連載ラストスパート!天使と魔王、切ない運命の行方
本来あるはずの前世の記憶を失って生まれた“飛べない天使”イヴ。彼女の前世と魔界の王の過去が切ないほどに交ざり合い…

代表作

  • 偽りの結婚
    継母と義姉に愚弄される不憫な伯爵令嬢シェイリーン・スターンと、女性を虜にする美貌を持ちながらも、唯一の存在を作ろうとしない王子ラルフ・ランカスター。二人は王家主催の舞踏会で出逢い、そこでお互いの利害のために、偽装の結婚を発表することとなる。決して好きになってはいけない相手に対し少しずつ魅かれていってしまう シェイリーンの恋の行方は……。
  • 白銀の女神
    両親から身を売られ、賭博場で奴隷の様な生活を送っていたエレナはある日、アース王国の国王であるシルバに連れ去られる。シルバはエレナの持つ「人の心を読む能力」を利用するためにある条件を突きつけた。初めは能力を使うことを拒んだエレナだったが、その目的や周囲の者たちの想い、そしてシルバの過去に触れるうちに変わっていって…。
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