月刊注目作家 2014年3月 糸崎かや

月刊注目作家 今、注目の作家を毎月1名ご紹介★

2014年3月 糸崎かやさん

注目理由

ふんわりとした日常にほっこりできる『弁護士先生と恋する事務員』の世界観。なにげない日々を魅力的に表現することができるってとても素敵だなぁ…と注目し、今回ご登場いただきました!

インタビュー

――書籍化された『弁護士先生と恋する事務員』は、まだ完結前にサイト編集スタッフが新着更新順から発見し、更新楽しみに追っていました。Berry’s Cafeに登録したきっかけについて教えてください。
そんな風に思っていただけて嬉しいです。ありがとうございます。去年のある日、なんとなく携帯でリンクを辿っていたら、ある作家さんの小説に出会いました。読んでみたらすごく引き込まれて『こんなに面白い小説がタダで読めるなんてどういう事!?』と驚き、そこで初めて携帯小説や小説投稿サイトの存在を知りました。しばらくその作家さんの更新を追っていて、二ヶ月ぐらい経っていよいよしおりを挟む機能を使いたくて登録させていただきました。作家メニューなどを意識し出したのはそれからです。
――以前のユーザネーム「炭/酸/水」が個性的で、特に「スラッシュ」が斬新でしたが…
「炭酸水」はその言葉の持つ透明感やみずみずしさ、しゅわしゅわした感じが好きで選びました。しかしすでに登録された名前でしたので、諦めきれずスラッシュをつけましたが後々変換するのが面倒でした。それからしょっちゅう「天/然/水」と間違えて書いてしまいました。
――『弁護士先生と恋する事務員』に登場する剣淵光太郎先生が非常に魅力的なのですが、イメージしたモデルはいらっしゃるのでしょうか?
私は音楽が好きで、中でもあるアーティストさんがすごく好きで、持てあましてしまう気持ちを昇華するために生まれたのが光太郎というキャラクターです。容姿や雰囲気は全然違いますが、大きな肯定感や相手を受け入れる力、飾らない性格や恥ずかしくなるほど真っ直ぐな熱さ、青臭さ、天然のユーモアなどを光太郎に詰め込んだつもりです。中でも肯定する力を一番の軸にしました。たいていのことはすんなり受け入れてしまう性格です。こんなボスだったら部下は伸びるだろうなとか、事務所の雰囲気はいいだろうな、と思いながら書きました。
――登場人物のキャラ立ちが素晴らしいと思います!どのようにして生み出されるのでしょうか?
ありがとうございます。技術はわかりませんが、私はドラマが好きで数年前まではかなりよく見ていました。特にクドカンのドラマが大好きです。なのでキャラの設定やセリフなどはドラマを見ているような感覚で書いていたのかなと思います。
――創作活動に結びついたような、ご自身の趣味やはまっているモノなどあれば教えてください。
私はとにかく音楽が好きで、毎日の原動力となっています。基本的にノリの良い曲が好きで、若い男の子達が楽しそうにワチャワチャやっているバンドとか、男のロマン的世界や前向きになれるメッセージソングにも胸を打たれます。そんな感じなので職場や主婦友でカラオケに行く時は、引っ込み思案を演じて浮き気味の自分をひた隠しにします。そして家族で行くときはマイクを握りしめて熱い魂の歌を歌い上げたりしています。光太郎のモデルにもなったアーティストさんの曲を聞くと、普段はぼーっとした性格の私が途端に目がシャキーンと冴えて、みるみる力がわいてきて、ウキウキワクワク、スイッチを入れたようにハイテンションになってしまいます。今なら自分は何でもできるぞー!みたいな良い意味での万能感が降りてくるのですが、一介の主婦ですのではりきって掃除機をかけるぐらいしかやり場がないのです。そこで、持てあましてしまったエネルギーを小説を書くことで昇華しています。そしてやっと落ち着きます。
――どんな小説を読むのが好きですか?
読み物としては児童文学や短編が好きです。私は音楽や映像などの感覚的なものに惹かれる傾向があるので、空の色や風の匂いといった自然や四季を感じる言葉、ノスタルジックな情景や思春期の心の中のように未完成なもの、そういったものに共感しやすいです。ラブストーリーで好きなシチュエーションは、両片思いのじれじれが大好物です。特にヒーローが変わり者だったり三十代以上のおじさんだと大喜びします。
――これからどんな風に活動されたいと思っていますか?
まずは今連載中の作品をなんとか完結させたいです。それからは…迷ってしまいますが、ラブストーリーを中心に、創作系短編や青春物、児童文学にも憧れます。特に児童文学については、毎日無駄にわき上がってくる私のエネルギーを駆使して、“みなぎるスピード感!ほとばしるグルーブ感!ばかばかしくてクスクス笑えて胸キュン要素もちょっぴりある、読んでいるだけでテンションが上がってくる!なんだかわからないけど面白かった!不覚にも胸が熱くなってしまった!”と思ってもらえるような(対象年齢・高学年〜中学生ぐらい)ノンストップジェットコースターエンタメ小説を、私の筆力が追いついたあかつきにはいつか書いてみたいというのが夢です。

糸崎かやさんからのメッセージ

初めまして、糸崎かやです。この度は書籍化という機会に恵まれ、とても素敵な経験をさせていただきました。本当にありがとうございます。これからも心のままに書くことを大切にしながら、楽しんで創作活動を続けていけたらと思っています。そしてそれがどこかで誰かの楽しみになれたらさらに幸せです。どうぞよろしくお願いします。

編集部ピックアップ作品

  • 弁護士先生と恋する事務員
    ベリーズ文庫より好評発売中!!
    うちのボス、剣淵光太郎先生はちっとも弁護士らしくない弁護士先生。女好きで軽いノリ。型にはまらずマイペース。カッコいいくせに二枚目になりきれないのが、うちのセンセイ。そんなセンセイの観察をするのが、伊藤詩織二十三歳、私の一番の楽しみだったりする。下町の小さな法律事務所に芽生えた、絆と恋の物語。

    >>特設ページはコチラ

  • 弁護士先生たちの日常[スピンオフ]
    「俺と、本気のレンアイ、してみませんか?」
    『弁護士先生と恋する事務員』で登場している個性的なキャラクターたちのスピンオフ。なかでも“腹黒新米弁護士×美人やり手弁護士”がオススメ!イケメン年下男子が敬語でアラサー女子を誘惑!?そしてはじまるオトナ恋愛。とびきりドキドキさせてくれます☆

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