月刊注目作家 2014年12月 惣領莉沙

月刊注目作家 今、注目の作家を毎月1名ご紹介★

2014年12月 惣領莉沙さん

注目理由

今年の月刊注目作家ラストを飾るのは、『溺愛』というキーワードをBerry's Cafeに浸透させた惣領莉沙さん。来年1月にはベリーズ文庫から3冊目となる『極上の他人』の発売が決定していて、これからの活動が気になる大人気作家さんにインタビュー!

インタビュー

――ベリーズ文庫から3冊目となる『極上の他人』が1月に発売されますが、注目のポイントや裏話などを教えてください。
ヒロイン・史郁は、自分に自信のない性格ですが、ストーリーが展開していく中で彼女の本来の強さが開花していきます。甘い言葉と態度で史郁を守り続ける輝の必死さも楽しんでいただければ。
そして、『愛待婚』の連載をはじめた翌日に書籍化のお電話をいただいたこともあり、はじめて編集作業と連載のかけもちを経験したのもいい思い出です。正直、大変でしたが、更新を待って下さる読者様の声を励みに頑張りました。
――作家活動をはじめて6年目とBerry's Cafe創設前の野いちごから活動してくださっていますが、小説を書きはじめたきっかけは?
子供の頃から読書が好きで、小学生の頃は『赤毛のアン』シリーズを読みながら物語の中に身を置く幸せを満喫していました。今でも『アンの愛情』は何度も読み返しています。私が初めて触れた「恋愛小説」ですね。
中学生になり、演劇部で脚本作りに力を注ぐ顧問の先生と出会い、それがきっかけで創作活動をはじめました。それから、シナリオの書き方を勉強したり、コンクールに応募したり。時には少女漫画の原作に応募したり。選外でも雑誌に名前が載るとそれだけで幸せで、書くことそのものを楽しんでいました。
結婚、出産を経験しながらも、趣味で小説を書いていたのですが、娘が小学校に入学した頃、時間ができたので、よく耳にする携帯小説というものを読んでみようとチェックしてみると、一瞬で夢中になり投稿してみようと思いました。ただ、超機械オンチなので、簡単なサイトがいいなと悩みながらいくつかのサイトで投稿の練習をし、合っていたのが野いちごでした。それが自分の人生を変える楽しい日々のはじまりでした。それから無我夢中で書いていたのですが、野いちごでは若い作家さんが多く活躍されていて、私の作品は野いちごの読者様が求めているものとは違うかもしれない、と感じ始めた頃。『二人の関係は溺愛以上』(原題:溺愛以上)の書籍化のお話をいただき、信じられないまま当時の担当さんとお会いしました。その時に、野いちごのユーザーさんよりも大人をターゲットにしたBerry's Cafeのオープンを予定していると聞き、熱く語られる様子に感動したのを覚えています。その後は自分のペースでBerry's Cafeでの活動を楽しんでいます。
――1つの作品ができるまでを詳しく教えてください。
はじめに大まかなテーマとキーワードをいくつか書き出します。そして、インターネットにあるダウンロード可能な年間カレンダー(日別)を印刷して、物語の流れとセリフなどを書き入れます。出会った日や大きな展開を見せる日など、本編に盛り込むことのないものも書いています。手間はかかりますがキャラクターを身近に感じられるようになります。そして、プロット代わりの短編(一万文字くらい)を書きます。この短編は公開することはないので、文法や言い回しにも気を遣わずノリノリで書いて自分だけで楽しみます。その後、この短編をベースにして本編を考えます。この時に、事前に用意したカレンダーが頭の中を整理するのに役立ちます。あとはひたすら書き続ける…です。途中行き詰まると音読をしながら見直します。
書く時は、無音は寂しいのでCobaさんなど歌のない音楽を聴きます。でも、娘が帰ってくると、ジャニーズやE-girlsなどが流れ始めます。
執筆中気をつけているのは、どうしても早く書きたい場面があってそこにたどりつきたい時や、逆に気分がのらないシーンに突入してしまった時、文章をぶつ切りにしたり割愛しそうになるので、そんな時はすっぱり書くのをやめます。急いで書くと、読み返した時にそれがわかるので、たとえ書くのがつらく、胸を痛めるようなシーンでも、焦らず書くように気を付けています。
――溺愛系恋愛の作品を書く時のポイントって?
それは私が教えていただきたいのですが…(笑)。私なりのポイントですが、思いっきり書くということでしょうか。甘く照れるようなセリフにも躊躇せず勢いよく書く。音読だってへっちゃら!けれど、単なるでれでれの、二人の世界だけの物語だと甘いセリフも共感してもらえないので、ヒーローが甘いセリフを口にするなら、それを言ってもらえるだけの魅力をヒロインに持たせるようにして、読者様に納得してもらえる溺愛を心がけています。
溺愛モノに限らず、小説は現実での慌ただしさや悩みから離れて、気持ちをリセットするきっかけだと思っているので、それをお手伝いできるよう、ときめきや切なさをバランスよく。読後感もいいものに。そんな溺愛系恋愛を書いていきたいです。…書けるように頑張ります。
――今、ハマっていることはありますか?
アイドルのコンサートに行って思いっきり弾けることです。娘と行くことが多いのですが、時には旦那も一緒に参戦します。ジャニーズのコンサートはどのグループも夢を見させてくれ、本当に楽しい時間を過ごさせてくれます。きっと、かなりの努力がなければデビューはできないでしょうし、長い間第一線で活躍するには犠牲にしたものも多いだろうなと、親の気持ちで観ることもありますが。明日からも頑張ろうと思えるパワーをもらい、執筆の原動力にしています。
――これからの活動について教えてください。
特に将来こうなりたい、こんな作品を書きたい、という強い思いはなくて…。原稿用紙を綴紐でとじて投稿していた頃を考えれば、ダイレクトに反応をいただけるサイトで活動できるだけで満足なのです。
ただ、現実世界では大なり小なり悩みはつきものなので、小説の中では優しい気持ちになれるような、ハッピーエンドで。時々、「あの作品を読み返したいなあ」とふと思い出してもらえる、息の長い作品を書きたいとは思っています。
そして、新しくBerry's Cafeの仲間となる作家さんたちから刺激をいただきつつ、細く長く活動を楽しみたいと思っています。

惣領莉沙さんからのメッセージ

こんにちは。惣領莉沙です。のんびり楽しく恋愛小説を書いています。活動のあれこれを文章にするのは恥ずかしかったですが、これを機会に「惣領莉沙」を知っていただければ嬉しいです。これからも「皆様のお暇つぶし作品」を書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

編集部ピックアップ作品

  • 極上の他人
    2015年1月10日発売!
    溺愛されまくり♪
    無理矢理セッティングされたお見合いで出会った料理上手なイケメンに愛されて…!?

    >>特設ページはコチラ

代表作

  • 愛待婚
    国内屈指の大企業一族の直系として生まれた瑠依は、幼い頃に誘拐未遂事件に巻き込まれ、両親との縁も薄いものとなった。そんな彼女を愛し幸せを願う人々は、あることをきっかけに彼女を結婚させようと動き出す…。単なる政略結婚はしたくないと反発していた瑠依。彼女が知らない裏事情とは一体!?
  • 未来のない優しさ
    高校時代の恋人、健吾と再会し、再び心が揺れる柚。二人が離れていた間に柚が背負った傷は身体と心に深く残り、寄り添いたくても寄り添えない未来の象徴…。健吾の過去は決して自慢できるものではないが、柚を手に入れるためにひたすら彼女を愛する日々が始まり…。
ホームページ
ツイッター @souryousan

月刊注目作家とは?

Berry's Cafe編集部で毎月1名、今注目している作家さんを紹介するコーナーです。
執筆活動状況や得意ジャンル、おすすめの作品などを掲載しながら、ふだん、なかなか知ることの出来ない作家さんの魅力を、みなさんにお伝えしていきます♪

このコーナーに取り上げて欲しい作家さんや作家さんへの質問、ご意見ご感想はこちらまで!

バックナンバー