月刊注目作家 2015年1月 春田モカ

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2015年1月 春田モカさん

注目理由

第2回ベリーズ文庫大賞で優秀賞を受賞した春田モカさん。素顔は現役大学生とのこと!"作家兼シナリオライター兼学生"といろんな顔を持つ春田モカさんは一体どんな方なのでしょうか…!?

インタビュー

――優秀賞を受賞したときどんなお気持ちでしたか?また書籍化にあたって大変だったことはありますか?
発表直後は驚きと嬉しさがごちゃ混ぜでした。締め切りまであまり時間がなかったので、細かく執筆スケジュールを組み「必ず予定通りに完結させる!」という強い信念を持って書いた作品だったのでその分思い入れが強く…。そんな作品を評価してもらえたことが本当に嬉しかったです。小説を書いて8年目になりますが、改めて書き続けてきて良かったと心から思いました。 編集作業では、過去と絡み合うシーンについて、年表を元に細かく確認を入れていきました。また、京都弁の修正では実際に京都出身のスタッフの方に力をお借りしてよりナチュラルな京都弁になるよう直していただきました。和の雰囲気に包まれたちょっと複雑な2人の恋をお楽しみいただけたらと思います。
――ベリーズ文庫大賞は"働く男子"という特殊なテーマでしたが、なぜ"呉服屋"という職業を選ばれたのですか?
呉服屋のお話はずっと書きたかったので迷いはなかったです。「着物を着ている色気のある男性が書きたい!」というただそれだけの理由でした。あと京都が大好きなので、京都を舞台にしたいという思いも後押しして…。男性の着物姿って色味は女性ほど派手じゃないから少しお堅い感じがするのに、なぜか色っぽく感じるんですよね…。それを文で伝えられたらな、と思っていました。実際に着物の色や柄を調べたりして、登場人物が着ている着物を想像しながら楽しんで書いていました。
――小説のアイディアはどんなときに思いつきますか?またどのようにテーマやプロットを考えていますか?
登場人物に言わせたい台詞から話を広げることが多いです。その台詞が言えるようなストーリーがぼんやりと浮かんだら、まずは登場人物の特徴や背景を細かく決めて年表をつくり、その後人物の背景を元に一気に最初から最後までの話の筋を書き出します。ざっと書き出したものを節ごとに振り分け、1節目はここからここまで、2節目はここからここまで…と各節ごとにまた新たにあらすじを細かく書き出していきます。節のタイトルも全て決めたら本編を書いています。 なぜか男性が罪悪感で精神的に追い詰められたり、弱っていたりするシーンを書くことが好きなので、そういったシーンのために書いていたりしますね…短編は特にそうです。「こんな面倒臭い男性を救えるのはこういう性格の女性しかいない!」そんな風に考えて2人の会話を妄想しながらキャラの性格を固めていくことが一番楽しかったりします。
――お好きなジャンルの小説や漫画などありましたら教えてください。
小説はかなり雑食ですが、川上弘美先生や梨木香歩先生、重松清先生等が好きです。漫画はそうですね…昔からわりとグロくても人間の本質に触れるような漫画が好きで、『HUNTER×HUNTER』や『東京喰種』、『寄生獣』や『進撃の巨人』には相当ハマりました。最近は山本さほ先生の『岡崎に捧ぐ』という作品に感動してから、心が温かくなってくすっと笑える作品もよく読むようになりました。あっ、あと、今話題のKANA先生の『女の友情と筋肉』も大ファンです!
――"作家兼シナリオライター兼学生"といろんな顔を持つ春田モカさんですが、正直大変ではないですか?
現役大学生なのですが、乙女ゲームのシナリオライターとしてもちょこちょことお仕事させていただいています。学部が理系なのでレポートに追われつつ、シナリオの納期に追われつつ、編集作業に追われつつ…といったように常に何らかに追われて生きている気がしますね…。ちゃんと両立できているのかは分からないですが、忙しいくらいじゃないと頑張れないタイプの人間なので、進捗と納期という言葉に震えながらもなんとかやれています。 しかし一日に何万字も書いているとたまにプツッと何かが切れてしまいそうなときがあるので、そんなときは読者さんからいただいた感想を読んで元気をもらっています。
――これからどんな作品にチャレンジしていきたいですか?
書きたい小説は本当に沢山あるんですよ。ロボット弁護士と少女漫画家のSFちっくなラブコメだったり (この話は既に短編で書いているのですが)、鬼畜な敏腕編集者と女子大生作家のラブコメだったり、偶然見つけた同期のTwitterのアカウントから彼の秘密を知ってしまいそこから始まるラブコメだったり、復縁ものだったり…。プロットばかり溜まってしまっているので、徐々に消化していきたいです。頑張ります!

春田モカさんからのメッセージ

こんにちは、もしくは初めまして春田モカと申します。 一癖二癖ある男性とのじりじりした恋愛を書くことが好きです。ありがたいことに2月10日に『彼は、今日も私に嘘をつく』が書籍発売されます。改稿は納得のいくまで行い、世界観が更にしっかりしたと思います。これからも地道に作品数を増やしていけたらと思いますので、何卒よろしくお願いします。

編集部ピックアップ作品

代表作

  • 答えて、青山くん。
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    「女を信用したことはないね。この先もずっとない」ーー講義中、偶然耳に入った冷たい言葉。月曜2限の講義だけ被っている彼、青山は、元カノの浮気が原因でかなり性格が捻じ曲がっていた。関わりたくないと思っていたのに、主人公の痛みに気づいた青山は、今まで見せなかった優しさを見せてきて…。傷を抱えた大学生のリアルな恋愛事情。
  • ぼっちなソラ君と忠犬カノジョ
    只今同棲中の私の彼氏、何を考えているのか未だによく分かりません。仕事命で、無口で、人間嫌いで…私はそんなあなたからどうやって愛情を感じ取ればいいの? どれだけ不安が募っても、私が弱い言葉を知っている彼は、決して私を離してはくれないのだ。ちょっぴり苦くて甘い日常ラブコメディ。
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