レンタル彼氏を使ってみました(仮)



「全部って言う欲張りなタイプ?」


「違うから!」



全力で否定しといた。



「絶対そうだよ。天然かまして一番浮気しそうなタイプだ。うわぁ~」


「違う違う違う!ありえない」


「じゃあ、なんだよ」


「なんだろ」


「お前は、今までんな中でどれがよかった?」


「それは……」


「それは?」



じっと私の返答を待つ彼。


そうやって見つめられるとなんだか、恥ずかしくなってきた。



「やっぱ、言わない。言う義理ないし」


「はぁ?俺がせっかく探し当ててやろうと……」


「それはあんたがやりたいんでしょ」



そのあと、ワーワーギャーギャー言い争いになり、結局2人とも疲れ果てて終結した。



< 21 / 42 >

この作品をシェア

pagetop