セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話

もうすぐ
約束の8時半


あたしはゆるく巻いた髪を
ねじったりしながら何度も鏡を見た。

ドキドキして落ち着かない。


さっき
予定通りの時間に行けるってメールも来たし。



緊張するっ。



家まで迎えに来てくれるはず

あたしはカーテンをチラチラ開けて、のぞいて見た。


向こうから、あたしの姿が見えたら怖いよね。


でも待ちきれないんだもん。