逢いたい…。【実話】
そっと玄関を閉めた。


着替えて布団に入る。


「遅かったな?!」



【ビクッ!!】


パパが起きていた…



《雛が酔っ払っちゃって

具合い悪くなっちゃって

さ〜》


「遅くなるなら

連絡しろよな!!」


《うん…分かった》


【ビクッ…怒っている…】


「起きついでに、このまま

仕事行くから!!」


パパが家を出て行った。



気付かれなかった。


まだ身体が熱い・・・


さっきまで一緒にいた


TUN……。


【キュン…あぁ…また

逢いたい……ょぉ】



可愛い小さなチビ太の

手を握りながら夢の底へ

と沈んでいく――――






< 26 / 410 >

この作品をシェア

pagetop