【 腐りかけのteenager  】
休みの間、毎日お化粧の練習をし、服装をギャル系に変えるように努力した。

毎日、町に出てはファッションとギャル語の研究をした。

意味もなくゲームセンターに立ち寄ってみたり、コンビニの前にたむろってみたりした。

私の周りには自然とヤンキーやギャルの友達が出来ていった。

私は人生の勝ち組だと思っていた。

世の中に怖いものはない―

そう感じていた。

「マキ!タバコ吸わないの?美味しいのに。はい―」

友達のレミにタバコを手渡された。

タバコ…うちの家族は誰も吸わないから、今まで煙に対して抵抗があった。

ただ臭いだけじゃん!

そう思いながらも、私は手に取った。

ス―――――ッ

思いっきり吸った―ウッ...(-。-;)y-゚゚゚

「ゲホッ!ゲホッ!」

「えぇ?!マキ、大丈夫ぅ?!もしかして初ぅ~?信じらんな~い!!」

「初じゃないよ!けど・・・苦手かも・・・。そのうち美味しくなるかな?」

「毎日吸ってたら、やめられないよ!ヤバいくらい美味しい!それにタバコってダイエットになるらしいよ!全然お腹すかないし♪」




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