狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】

狼谷君といると、ドキドキする。


胸が苦しくなる。


顔がにやけちゃう。


狼谷君に触れられた部分がいまだに熱を持っているみたいに、ジンジンする。


その時、ハッと気が付いた。


あたし、狼谷君に恋をしたんだ。


自分でも気づかないうちに、急激に惹かれていた。



「狼谷君……」


その名前を言葉にするだけで顔がほころぶ。


誰かに恋をするとこんな気持ちになるんだ。


あたしはこの日、ようやく自分の気持ちに気が付くことができた。
< 71 / 410 >

この作品をシェア

pagetop