俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
亮平の側=修司の側!?
一人で帰る亮平の部屋で、落ち着けるわけがない。
なんといっても、ここへ来たのはまだ二回目なんだから。
と思っていたのに、ベッドで横になっていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。
だって、亮平の香りがするんだもん。
落ち着かないわけがないじゃない…。
「…乃子。香乃子!」
うーん?
誰かが呼んでる。
まだまだ眠いのに、誰が呼んでるのよ。
「香乃子、起きろよ」
「んー?」
重い瞼を開けると、目の前に亮平の渋い顔があり、眠気が一気に吹き飛んだ。
「あれ!?いつの間に!?」
慌てて時間を確認すると、わたしがこの部屋に来てから、1時間程しか経っていない。
「ったく、急いで帰って来たのに、香乃子は寝てるんだもんな」
亮平はネクタイを外しながら、わざとらしくため息をついている。
ベッドの上へ座り直したわたしは、小さくなりながら見上げた。
「心配って…?」
恐る恐る尋ねると、亮平は恨めしそうにわたしを見下ろしながら、シャツとズボンを脱いだのだった。