【 腐りかけのteenager  】
◇高校3年
夏-

私達は未だに毎日一緒にいて、毎週末一緒に出かけると言う日々が続いていた。

『高校3年生の夏』いわゆる受験シーズンだ。

私は何も考えないまま、何となく進学コースに入り、何となく勉強をしてきた。

ついに進路決定の時期が来た・・・。

私はどうしようか悩んでいた。

何もしたいことがない・・・と言うのが本音。

とりあえず、クラスの子にどんな道を進むのか聞いてみた。

なんと、クラスの3分の1が看護師だった。

私はどこにそんなに看護師に魅力があるのか解らなかった。

看護師って何してるんだろう・・・?

私は少し考えた。

今まで行ったことのある病院は、近所の個人病院くらいだった。

看護師がしている事と言えば、患者の名前読んで注射して・・・医者の横に立っている。

そんな姿しか思い浮かばなかった。
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