人の恋を笑うな
不思議の彼女
ある日、私は社長にランチをおごってもらった


『この前もおごってもらったのに…すいません』と私はランチをがっついた


『今日は乙女に頼みあってね。ちょいプライベートな頼み事』


『いいですよ、昼からは仕事暇ですから』


『この住所に届けてもらいたいものがあるんだ』


と大きな封筒をだしてきた


『佐久間ねねさん…ですか?』


『新しいマンションだからすぐわかると思う。迷う事ないよな』


『あの…帰りにお煎餅かってきていいですか。この住所の近くに美味しい店あるんで…ああ!もちろん自分のお金で買います!』


『ああ、いいよ。じゃあ頼むな』と笑いながら社長は頭をなでた


聞けなかった…『佐久間ねね』さんって社長とどんな関係って


お煎餅でごまかしちゃった。まあ本当に美味しいお煎餅屋さんあるんだけど…


私は事務所で用意して封筒を持ち、その住所を目指した


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