「紫陽花」の作品一覧・人気順

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紫陽花 | 対象 タイトル, キーワード, 作家名

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恋するつもりはなかった、僕らの夫婦物語。
紫陽花/著

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恋愛(ラブコメ)11ページ

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「君を妻として迎えるが、愛するつもりはない。それだけは覚えておいてくれ」 大鷹グループの若き敏腕社長・大鷹春太は、 婚姻届を前に、冷徹な声でそう言い放った。 この結婚は、 落ち目の名家である九条家を 救うための完全な「政略結婚」。 春太にとって彼女は、ただの飾りの妻に過ぎないはずだった。 しかし、妻となった九条小春は、 春太が想像していた 「お高くとまったお嬢様」とは まるで違っていた。 彼女は贅沢に興味を示すどころか、 慣れないエプロン姿で「お仕事、お疲れ様です」と、 不器用ながらも温かい手料理を作って 春太の帰りを待っていたのだ。 春太は最初、 それらをすべて 「自分を繋ぎ止めるための計算」だと 冷ややかに捉えていた。 一線を引き、彼女を意識しないよう、 あえて冷たい態度を崩さない。 だが、小春の行動には下心が一切なかった。 ただ純粋に、夫となった春太を 支えたいという一心からの行動だった。 その無自覚な純粋さが、次第に春太の鉄壁の心を乱していく。 仕事で疲れ果てて帰宅した夜、 ソファでうたた寝をする小春の無防備な寝顔。 目が合った瞬間に、嬉しそうにパッと華やぐひまわりのような笑顔。 料理の味付けを「春太さんの好みに合わせたくて」 と少し照れくさそうに微笑む姿。 小春が何気なく繰り出す日常のすべてが、 春太の胸に強烈な一撃として突き刺さる。 「……いや、俺は彼女を好きになるつもりはない。これはただの同情だ」 心臓のバクバクを必死に抑え、 心の中でそう言い訳を繰り返す春太。 しかし、彼女が他の男と親しげに話しているのを目撃した瞬間、 胸を焦がすような激しい嫉妬が彼を襲う。 気がつけば春太は、小春の一挙一動に一喜一憂し、 彼女のことで頭がいっぱいになっていた。 完全に、無自覚な妻にハメ落とされていたのだ。 冷徹だったはずの旦那様が、 いつの間にか余裕をなくし、 妻の愛おしさに悶絶する。 これは、絶対に恋をしないと誓った男が、 不器用で愛らしい妻のペースに巻き込まれ、 自覚なき溺愛へと転がり落ちていく、 焦れったくて甘い「僕らの夫婦物語」。 【鉄壁の冷徹夫】 大鷹春太 × 【天然無自覚妻】 九条小春 本作は、私の「野いちご」 に投稿した40作目の物語です。
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誰もが見惚れる美少女の妹・真李愛(まりあ)。 その影で、姉の美李愛(みりあ)は常に比べられ、 自分に自信を持てずに生きてきた。 そんな彼女の「本当の心の優しさ」に惹かれ、 手を差し伸べてくれたのが彼氏の颯太だった。 美李愛にとって颯太は唯一の救いであり、心の拠り所だった。 しかし、そんな幸せは最悪の形で打ち砕かれる。 妹の真李愛が颯太を誘惑し、二人は身体の関係を持ってしまったのだ。 信じていた最愛の人と、実の妹の裏切り。 颯太から冷酷に別れを告げられた美李愛は、 心も居場所もすべてを失い、絶望のどん底に突き落とされる。 大雨が降る夜。生きる気力を失った美李愛は、 傘もささずに孤独な街を彷徨っていた。 体も心も限界を迎えて倒れそうになったその時、 彼女の頭上にそっと大きな傘が差し出される。 「おい、何してんだよ。死にそうな顔して」 暗闇の中から現れたのは、 息をのむほど整った容姿を持つ美青年・流星だった。 彼は「最強の鬼」と恐れられている絶対的な存在。 誰もが近づくことすら怯える流星だったが、あまりに傷つき、 ボロボロになっても、他者を思いやるような美李愛のピュアで美しい心に、 一瞬で心を奪われてしまう。 流星に拾われ、彼の隠れ家へと連れて行かれた美李愛。 そこで、雨に濡れた前髪を優しくかき上げられた瞬間、 誰にも見られてこなかった美李愛の『本気の素顔』が露わになる。 それは、自分を美少女だと過信していた妹の真李愛を遥かに超越する、 世界一の美少女と言っても過言ではないほどの圧倒的な美貌だった。 その場にいた流星の側近であるイケメンたち、 クールで冷徹な副総長・碧、 人懐っこくも危険な色気を持つ特攻隊長・蓮、 ミステリアスなチームの頭脳・律の三人は 彼女の美しさと儚さに雷に打たれたような衝撃を受ける。 「……流星。この子は誰にも渡さない方がいい」 と静かに独占欲を燃やす碧。 「一目惚れ。ねえ、俺が一生守ってあげる」 と距離を詰める蓮。 「僕が傷を癒やしてあげます」 と優しく微笑む律。 美李愛を巡って、最強の鬼・流星と 三人の最強のイケメンライバルたちによる前代未聞の「奪い合い」が幕を開ける。 裏切った元カレや妹が後悔の涙を流しても、もう遅い。 傷だらけだったシンデレラが、四人の最凶イケメンたちに 全盲目に世界一甘く溺愛される、大逆転逆ハーラブストーリー!
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大好きな彼氏に、最悪な形で裏切られて失恋したあの日。 私の初めての恋は、ボロボロの涙と一緒に終わった。 「もう二度と、恋なんてしない」 そう心に決めていたのに、傷ついた私の心を優しく救ってくれたのは 同じ学校の男の子・朝陽(あさひ)くんだった。 太陽みたいに眩しい笑顔で、私の話を隣でずっと聞いてくれた朝陽くん。 いつしか私は、彼に惹かれ、気づけば新しい片思いが始まっていた。 そんなある日、母親から突然「再婚することになった」と告げられる。 しかも、相手の家には私と同世代の兄弟がいて、 今日からひとつ屋根の下で一緒に暮らすことになるという。 新しい家族、新しいお兄ちゃんと弟。 緊張とほんの少しの期待を胸に、新居のドアを開けた私を待っていたのは――。 「……え? うそ、なんで……」 そこに立っていたのは、今まさに私が片思いをしている最愛の人・朝陽くん。 突然の奇跡に心臓が爆発しそうになった次の瞬間、 朝陽くんの背後から、もう一人の影が気だるげに姿を現した。 「おい朝陽、うるさ……。――ッ、お前、なんでここにいるわけ?」 低くて、聞き覚えがありすぎる、私の心を一度ズタズタに引き裂いた声。 冷ややかな、だけどどこか切なげな瞳で私を見下ろしていたのは、 私を裏切った最低の元カレ・夜空(よぞら)だった。 なんと、私が今片思いしている朝陽くんは、元カレである夜空の「双子の弟」だったのだ。 最悪の裏切り方をしたくせに、家の中では「俺以外の男、家の中でも意識すんなよ」と 強引に距離を詰めてきて独占欲を剥き出しにする兄・夜空。 何も知らないまま、「初香、俺、家でも学校でも、ずっと初香の特別になりたい」と ずるすぎる無邪気さで甘く迫ってくる弟・朝陽。 二人からの容赦ない過剰な溺愛に、私の心臓は毎日限界寸前! 元カレへの消えない不信感と未練、 そして今カレへのピュアな片思いが、ひとつ屋根の下で激しく交錯していく。 「……初香。あいつのことは、そんな目で見るな」 「初香、お兄ちゃんには内緒で……俺のこと、好きになって?」 危険で重すぎる元カレの兄と、優しくて甘すぎる片思いの弟。 今日からイケメン兄弟と同居なんて、本当に聞いてません――!! 切なさと胸キュンが止まらない、禁断の同居ラブコメディ、開幕!
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両思いだけど、片想い?
紫陽花/著

総文字数/19,698

恋愛(ラブコメ)11ページ

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高校2年生のるるには、奇跡が起きた。 俊太に告白され、晴れて「付き合う」ことになったのだ。 念願の恋人同士。るるの毎日はピンク色に染まる……はずだった。 付き合い始めて、3年。 るるの心は、期待とは裏腹に五月雨のような不安で満たされていた。 なぜなら、俊太が一向に何もしてこないからだ。 学校の帰り道、すぐ隣を歩いているのに手すら繋ごうとしない。 少女漫画で見るような、甘いキスなんて夢のまた夢。 「付き合えたのは幻だったのかな。俊太は本当は、私のこと好きじゃないのかも……」 贅沢な悩みだと自嘲しながらも、 るるは「両思いなのに、まるで自分だけが片想いしているような」寂しさを募らせていく。 そんなるるの元気のない姿に気づいたのが、幼馴染の航平だった。 航平は俊太の親友でもある。 ポテトをつまみながら「あいつと上手くいってないの?」と尋ねる航平に、 るるはついに堪えきれず「手も繋いでくれないし、嫌われてるのかも」と本音をこぼす。 すると航平は、信じられないものを見るような目で絶句した。 そして爆笑しながらこう言ったのだ。 「は?あいつが手を出さない? おかしいだろ。あいつ、お前のことめっちゃ好きなのに」 航平が語る俊太の裏の顔は、るるの想像を絶するものだった。 実は、俊太が何もしてこない理由――それは、必死すぎる理性との戦いだった。 俊太はるるのことが好きすぎて、脳内では毎日が大爆発を起こしていたのだ。 航平の前では「るるが可愛すぎて直視できない」 「もし触れたら、理性がぶっ飛んで嫌われるかもしれない」 「手を繋ぐだけで心臓が止まりそう」と、頭を抱えて悶絶していたらしい。 余所余所しかったのは、高鳴る鼓動を必死に隠し、 触れたい衝動を限界まで抑え込んでいた結果の「お利口さんの仮面」だったのだ。 航平からその事実を告げられたるるは、 驚きと恥ずかしさでパニックになる。 「嫌われてるんじゃなくて、好きすぎたの……!?」 真実を知ったるるは、次のデートで少しだけ勇気を出すことにする。 今日も直立不動で歩く俊太の袖口をるるはそっと引っ張った。 「俊太……あのね、私、片想いじゃなくて、ちゃんと両思いになりたいな」 その瞬間、俊太の顔が耳まで真っ赤に染まる。 限界を迎えた彼の理性がついに崩壊する――!? 恋人なのにピュアすぎるじれったさ120%の悶絶ラブコメディ!
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君に捧げるラスト・トス!
紫陽花/著

総文字数/14,475

恋愛(ラブコメ)9ページ

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小学校時代に全国レベルの強豪クラブチームで 揉まれてきた新入生・星野梨央奈。 彼女が進学先の中学校で女子バレーボール部に入部すると、 その実力は群を抜いていた。 正確なトス、鋭いスパイク、隙のないレシーブ。 1年生にして早くもコート内で「無双状態」となった梨央奈は、 周囲の部員たちから一目置かれると同時に、どこか浮いた存在になりかけていた。 そんな梨央奈の視線を奪ったのが、 3年生の部長であり、チームの絶対的エース・白石夏帆だった。 夏帆は、梨央奈の圧倒的な才能を嫉妬することなく心から歓迎し、 「梨央奈、最高のトスをちょうだい」と笑顔を向ける。 コートを支配する圧倒的なカリスマ性と、 普段の包み込むような優しさ。 梨央奈が夏帆に惹かれるのに、時間はかからなかった。 初めは、バレーボールの熱いプレイヤーとしての「憧れ」だった。 しかし、夏の大会に向けて二人で居残り練習を重ね、 一つのボールを追いかけるうちに、梨央奈の胸の奥で別の感情が芽生え始める。 夏帆先輩の視線が自分以外に向くと胸がズキリと痛むこと。 先輩の汗の匂いや、 ハイタッチのときの熱い手のひらに心臓が跳ねてしまうこと。 梨央奈は自らの気持ちが、単なる先輩への憧れを超えた「恋」であると自覚する。 一方の夏帆もまた、梨央奈の存在に大きく揺さぶられていた。 最初は頼もしい後輩、そして最高の相棒(バディ)だと思っていた。 しかし、バレーにひたむきな真っ直ぐな瞳や、 時折見せる年下らしい無防備な笑顔に、いつしか夏帆の心は捕らえられていく。 中3の夏、部活引退の足音が近づく中で、夏帆は気づいてしまう。 梨央奈をひとりの「女の子」として、恋愛対象として愛おしく思っていることに――。 「先輩と、もっと長くバレーがしたいです」 「私も、梨央奈ともっと一緒にいたい」 コートの上では完璧な二人なのに、ひとたび視線が絡合えば、 名前を呼ぶ声さえ震えてしまう。 部活動という限られた時間の中で、 先輩と後輩、そして惹かれ合う恋人未満の二人。 ネットを挟んで交わされる熱視線と、放課後の誰もいない部室で重なりそうになる二人の距離。 中学最後の大会が迫る中、二人のもどかしくも情熱的な恋と、 全国大会を目指す熱い戦いが幕を開ける――!
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【そーちゃんの溺愛が止まらない⁉ ~今日も世界一可愛い君へ、ご褒美ハグを10秒だけ。~ 続編】 高校時代から付き合い続けた一ノ瀬颯太と高橋優愛は、たくさんの幸せな時間を重ねてついに結婚! 結婚し、誰もが羨む仲良し夫婦になった二人の間には、やがて一人息子の蓮が誕生した。 ところが――「優愛、最近俺へのハグ減ってない?」 「え?」 「蓮には一日百回くらいしてるのに」 「だって赤ちゃんだもん!」 息子が生まれても、いや、生まれたからこそ。 颯太の重度な溺愛体質はまったく治っていなかった。 優愛が蓮を抱っこすれば、「その場所、本来は俺のなんだけど」と本気で嫉妬。 優愛が蓮に「大好き」と言えば、「俺にも言って?」と即座に要求。 夜中の授乳を終えた優愛に、「疲れてるのに可愛い……」と感動して泣きながら肩を揉み始める始末。 新婚生活が始まれば少しは落ち着くかと思いきや―― 「優愛、おはよう。今日も世界一可愛い奥さんだね」 「ねえ見て。結婚指輪してる優愛、可愛すぎて国宝なんだけど」 夫になった颯太の溺愛は、まさかのパワーアップ。 朝起きればハグ。仕事から帰ればハグ。料理をしている後ろからハグ。テレビを見ていてもハグ。 「そーちゃん、近いってば……!」 「合法だから問題ありません」 一方の優愛も、『今日もそーちゃんが格好良すぎる……』と毎日限界オタク状態。 夫婦喧嘩もほぼゼロ。元カレ元カノ問題もゼロ。ライバルもゼロ。 あるのはただひたすら、「好き」「可愛い」「愛してる」を言い合うだけの新婚夫婦の日常。 妻のことを愛し続け、息子にまで嫉妬⁉【愛がまさに重度な旦那】 一ノ瀬颯太 Sota × 旦那と息子の間で常に揺れている⁉【旦那vs息子な愛され妻】 一ノ瀬優愛 Yua × ママが大好き⁉【ママっ子な愛され息子】 一ノ瀬蓮 Ren 世界一平和で、世界一甘くて、世界一イチャイチャしている夫婦の物語が、今日も始まる――。 あなたは、どんな展開を予想する?
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早河シリーズ第四幕【紫陽花】

総文字数/116,906

ミステリー・サスペンス114ページ

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しとしとと雨の薫りを感じる6月に彼は彼女と再会した。 2年振りに早河の前に現れた元恋人の玲夏。 彼女は早河に殺人を示唆する脅迫状の送り主を突き止めて欲しいと依頼する。 紫陽花の花の色が移り変わるように、彼らの心情にも変化が訪れる第四幕。 今あなたは誰のことを考えているの? 誰の顔を思い出しているの? ※この物語は犯罪、違法行為を助長するものではなく、法律、法令に反する行為を容認、推奨するものでもありません。 また実在する人物、団体とは関係がありません。 フィクションのミステリーとしてお楽しみください。
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いつか、心は赤い糸の結び目を忘れる。
紫陽花/著

総文字数/9,498

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大富豪の御曹司・柊薫と、一般の家庭で育った小鳥遊梨央。 二人は身分差を越えて深く愛し合っていたが、 その恋は薫の冷酷な婚約者・神楽麗奈によって無残に引き裂かれる。 麗奈は圧倒的な権力と財力を見せつけ、梨央を自らの「専属メイド」として柊邸に雇い入れた。 それは、愛し合う二人を最も近い場所で引き離し、いたぶるための麗奈の歪んだ執着だった。 梨央は、愛する薫のそばにいたい一心で、 麗奈からの屈辱的な命令や苛烈な執め(いじめ)に耐え続ける。 薫もまた、梨央を守るために家の決定に逆らえず、 ただ苦悩の表情を浮かべることしかできなかった。 同じ屋根の下にいるのに、触れ合うことも、 言葉を交わすことすら許されない日々。二人の心は擦り切れていく。 そして、最も残酷な夜が訪れる。 ある晩、麗奈は薫を寝室へと誘い、強引に肉体関係を結ぶ。 家の存続と、薫を完全に自分のものにするためのものだった。 そして麗奈は、あらかじめ梨央をその寝室のすぐ外に直立不動で待機するよう命じていたのだ。 薄い扉の向こうから漏れ聞こえてくる、 激しい衣擦れの音、薫の荒い息遣い、そして麗奈の勝ち誇ったような艶めかしい喘ぎ声。 梨央はその場から逃げ出すことも許されず、涙を流しながら、 愛する人が他の女に抱かれている生々しい「声」をすべて耳に突き刺される。 それは梨央のプライドと心を完全に粉砕する、地獄のような時間だった。 やがて、麗奈は狙い通り薫の子を妊娠する。 柊家と神楽家は大歓喜に沸き、二人の婚姻と跡継ぎの誕生は絶対のものとなった。 すべては麗奈の完全勝利に終わったかのように見えた。 しかし、真のバッドエンドはここからだった。 麗奈の腹がどれだけ大きくなろうとも、無事に子供が産まれようとも、 薫の心が麗奈に向くことは一瞬たりともなかった。 薫の瞳が映し出すのは、今も変わらず、メイド服に身を包み、心を失った人形のように佇む梨央の姿だけ。 薫の魂は死んだも同然であり、麗奈がどれだけ愛を乞うても、手に入ったのは冷え切った義務だけの肉体だった。 愛する人の「声」を聴かされ心を引き裂かれた梨央。 形だけの妻となり、一生愛されない絶望に狂っていく麗奈。 義務のセックスで妻を妊娠させながらも、心は別の女に囚われ続ける薫。 誰も救われない、歪んだ愛の檻の中で、三人は永遠に続く生き地獄を味わうのだった。
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特急みたいに早くは進めない。 でも、一歩ずつ、君へと近づいていく――。 各駅ごとに主人公が入れ替わる、十人十色の片思い。 もどかしくて、じれったくて、愛おしい、胸キュン必至のラブソング集。 ★第13駅:玲央を想う結菜、茜を想う玲央、和馬を想う茜、結菜を想う和馬。誰も報われない、無限ループの片思い ★第14駅:超人気モデルの幼馴染・蓮。世界を魅了する彼が私にだけ独占欲を爆発させる、特等席の溺愛片思い ★第15駅:専属執事の景に恋するお嬢様の結衣。主従関係という絶対に超えられない一線の間で揺れる禁断の片思い ★第16駅:茜の視線が親友の和馬に向いていると知りつつ、幼馴染のポジションから動けない玲央の臆病な片思い ★第17駅:ぶっきらぼうな和馬を追う茜。彼の視線が親友の結菜に向いていることに傷つきながら、募らせる片思い ★第18駅:玲央を想う結菜を誰よりも近くで見守る和馬。彼女の痛みを自分のものにしながら、守り続ける片思い ★第19駅:出張帰りの新幹線。完璧な上司・風間主任が見せた無防備な独占欲に加速するドキドキが止まらない大人の恋 ★最終駅:同じ新幹線に乗り合わせた4組の男女。すれ違う視線と重なる指先が東京の夜へ滑り込む、奇跡の終着駅! ★特別最終駅:全員の秘密や裏工作を暴き、平行線だった恋の裏側をすべて明かす、最高にスリリングな暴露エピソード! 続編にして、完結。 同じ新幹線で交錯した4組の歪な片思いが、ついに運命の終着駅(ハッピーエンド)へ向かって一気に加速する! 4人で回り続けた環状線のレールをぶち破る和馬・茜・玲央・結菜の覚悟、世界中のカメラの前で独占欲を証明するモデルの蓮、完璧な主従の仮面を脱ぎ捨てて愛を叫ぶ執事の景、そして大人の理性をすべて溶かして夜へと連れ去る風間主任。 傷つくことを恐れてブレーキを踏み続けていた全員のシグナルが、今、最高のハッピーエンドに向かって青信号へと変わる――。 特急みたいに早くは進めなかった私たちの恋が、今、誰よりも輝く未来の始発列車になる。
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高校2年生の春、誰もが認めるクラスの人気者・一ノ瀬颯太と、ちょっと内気でピュアな女の子・高橋優愛が付き合って、めでたく3ヶ月が経った。 爽やかで人当たりが良い「わんこ系男子」として通っている颯太だが、実は優愛の前だけで発動する、とんでもない裏の顔があった。それは、彼女への愛が強すぎてIQがゼロになる【重度のご褒美甘やかし彼氏】という本性! 「おはよう優愛! 今日も世界一可愛くて眩しいから、すれ違う男全員の目を隠して歩きたい」 毎朝の登校中から、息をするようにストレートな溺愛ワードを連発。とにかく優愛に触れたい、ハグしたい、四六時中甘やかしたい。優愛が真っ赤になって拒否しても、彼の超ポジティブ脳内では「照れてるからもっとやって」に自動変換されてしまうのだ。 一方の優愛は、颯太のストレートすぎる愛情表現に、毎日心臓のキャパシティが限界を突破している【照れ屋のうさぎ彼女】。 「もう、颯太くん甘やかしすぎ……! みんな見てるよ!」と怒ってみせるものの、本音は彼のことが宇宙一大好き。実は裏で「颯太くんが今日も格好良すぎて生きてるのが辛い」と悶絶している【限界オタク】状態なのだが、恥ずかしがり屋なせいで上手く言葉にできない。 この物語には、二人の仲を邪魔する元カレや元カノなんて1ミリも登場しない。ドロドロした展開も、すれ違いの涙も一切なし! あるのはただひたすらに、学校の屋上で、放課後の夕暮れる教室で、お互いの部屋で、ひたすら「好き」「可愛い」「愛してる」をぶつけ合うだけの、糖度1000%の超ピュアラブコメ。 「だって優愛が可愛すぎるのが悪いんじゃん。ほら、もっとぎゅってして?」 「う、うん……じゃあ、あと10秒だけ……」 彼女のことが好きすぎて今まさに狂っている⁉【重度のご褒美甘やかし彼氏】 一ノ瀬 颯太 × 彼氏の愛に照れるが、実は限界オタク⁉【照れ屋のうさぎ彼女】 高橋 優愛 誰も傷つかない、誰も崖から落ちない。 世界一平和で、世界一甘い二人のイチャイチャな日常が、今日も幕を開ける――!
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誰もが振り返る端正な容姿と、気さくで完璧な振る舞い。 誰もが彼に恋をする、文句なしの学校のアイドル――それが西園寺遥だった。 しかし当の本人は、これまで一度も「恋」という感情を抱いたことがない。 向けられる好意を器用に受け流すだけの日々に、遥は退屈さすら感じていた。 そんなある日、遥のクラスに一人の転校生がやってくる。 名前は影山海月(みつき)。 分厚い眼鏡に、お辞儀をするたび顔を隠す長い前髪。 地味で目立たない、どこにでもいる「地味子」だった。 周囲の女子たちがいつも通り遥に群がる中、海月だけは違った。 彼女は遥に怯えるでもなく、憧れるでもなく、 ただの「背景」かのように全く興味を示さない。 挨拶を交わしても、目が合っても、彼女の瞳に映る遥はただのクラスメイト。 初めて味わう「無視される」という感覚に、遥のプライドは激しく揺さぶられる。 「俺のこと、視界に入ってない……?」 ここから、遥の奇妙な奮闘が始まる。 海月に自分を意識させたい、驚かせたい、そして――好きになってもらいたい。 遥はあの手この手で海月に近づき、柄にもなくアプローチを試みる。 しかし、肝心の海月はどこ吹く風。 天然なのか計算なのか、遥の完璧なアピールはことごとく空振りに終わるのだった。 なぜ自分はこんなにも彼女に執着するのか? その理由が「恋」であることに、天才アイドル・遥はまったく気づいていない。 そんな焦れったい二人の関係が、ある日突然、大きく動き出す。 放課後、クラスの悪ノリした男子生徒が、 からかい半分で海月の分厚い眼鏡を奪い取ってしまったのだ。 「あ、返して……」 困惑して顔を上げた海月の素顔。 長い前髪の隙間から覗いたのは、 宝石のように澄んだ瞳と、誰もが見惚れるほどの圧倒的な「美少女」の姿だった――。 どよめく教室の中で、遥の心臓はこれまでにない激しさで鐘を鳴らす。 隠された彼女の秘密を知ってしまった瞬間、遥の「興味」は、もう引き返せないほどの独占欲へと変わっていく。 地味子の仮面を剥ぎ取られた美少女・海月 × 彼女の特別になりたくて必死な無自覚アイドル・遥 凸凹な二人が織りなす、すれ違いだらけの青春“じれキュン”ラブコメディ!
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略して【氷の初恋】って呼んでね! 「お前のような嫌われ者が、我が家の役に立つ時が来た」 なんでもできる完璧な姉・深雪(みゆき)の影に隠れ、実の家族から虐げられて育った15歳・千歳小雪(ちとせこゆき)。 実の家族から冷たくされ、居場所のなかった小雪。 彼女に命じられたのは、街でいちばん恐ろしいと噂される「氷の旦那さま」こと、皇清正(すめらぎ きよまさ)との結婚だった。 「私の家では、怯えなくていい」 怯えながら嫁いだ小雪を待っていたのは、噂とは正反対の、あたたかくて優しい旦那さまの包容力。 美味しいごはん、温かいベッド、そして初めて誰かに必要とされる喜び。 冷たい氷のような彼の心が、小雪の健気な笑顔によってゆっくりと溶けていく。 しかし、そんな二人の幸せが気に入らないのが姉の深雪。 妹が結婚相手に愛されていることを知った深雪は、激しい嫉妬にかられ、「皇の妻にふさわしいのは私よ!」と、清正を奪うために動き出す――! 家族にも嫌われ、15歳にして結婚に出された娘。「私のような嫌われ者でも、ここで息をしていて、いいのでしょうか……?」 千歳 小雪  × すごく怖が、いつしか彼女に惹かれて⁉「お前をいじめる奴は、俺が絶対に許さない。……だから、俺の前では笑ってくれ」 皇 清正 × なんでもできる完璧な小雪の姉が、清正を一目見て好きになってしまう⁉「どうしてあんな役立たずの小雪に、あんなに素敵なお方が……? 皇家の妻にふさわしいのは、この私よ!」 千歳 深雪 孤独だった15歳の少女が、本当の愛に包まれて「はじめての恋」を知る、心温まるシンデレラストーリー。
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友情vs恋愛~あなたは、どちらを優先しますか?~
紫陽花/著

総文字数/12,032

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私たちはいつだって、白か黒かつけられない境界線の上を歩いている。 本作は、同じ学校や職場、 そして小さな街の中で繋がっている若者たちが、 友情と恋愛の狭間で激しく葛藤する姿を描いた10編の短編集。 物語の幕を開けるのは、「一番の親友と同じ人を好きになってしまった」という王道の悲劇。 互いの恋心を打ち明けられないまま、笑顔の裏で駆け引きを続ける二人の結末は――。 一方で、さらに罪深い「親友の恋人を好きになってしまった」禁断の恋も動き出す。 絶対に手を出してはいけないと分かっているのに、親友からノロケ話を聞くたびに胸の奥の嫉妬が燃え上がっていく。 さらに切ないのは、「好きな人の恋を親友として応援する」ことになってしまった少年の物語。 一番近くでキューピッドを演じる生き地獄に、彼はいつまで耐えられるのか。 また、親友と別れたばかりの相手からアプローチされ、友情の「略奪」に手を染めるべきか悩む少女。 ずっとバカをやってきた親友を急に「男」として見えてしまい、猛烈な独占欲に戸惑う「逆転」の瞬間など、 人間関係のバランスは一つの感情で容易に崩れていく。 周囲に波紋を広げるのはそれだけではない。 親友が嫌っている相手と密かに付き合う「秘密の社内恋愛」や、 大好きな恋人と大好きな親友の相性が最悪で、常にどちらかを選ぶよう迫られる「板挟み」の苦悩。 親友に恋人ができたことで自分の居場所を失い、世界の終わりに立たされたような「依存」の寂しさ。 そして、親友の好意を拒絶するために、別の友人と恋人のフリをする「偽装」の嘘。 最後を飾る10個目の物語は、若い頃に冗談半分で交わした「30歳までお互い独身だったら結婚しよう」という約束。 ついにその年齢を迎え、ただの友人だったはずの相手が、リアリティを持って目の前に現れる。 10の選択肢。10の決断。 恋を取れば、宝物のような絆を失うかもしれない。 友情を取れば、一生に一度の運命を逃すかもしれない。 絡み合う人間関係のなかで、傷つき、悩み、彼らが最後に見つけた答えとは? ――これは、明日のあなたかもしれない物語。 あなたは、どちらを優先しますか?
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友達以上恋人未満
紫陽花/著

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恋愛(純愛)18ページ

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高2の由良には、中学時代からずっと片想いしている男友達の楓がいる。 中2の冬、由良は決死の覚悟で楓に告白したが振られてしまう。 しかし、その後もお互いに気まずさを乗り越え「一番の親友」として一緒にい続け、今では周囲から「付き合ってないのが不思議」と言われるほどの「友達以上恋人未満」のポジションに収まっている。 今の距離感はとても心地よくて特別。 だからこそ由良は、「もう二度と『好き』とは言わない」と心に決めていた。 またフラれて、この特等席を失うくらいなら、 都合のいい「一番の女友達」でいるほうがずっとマシだから。 高2の春、クラスメイトの大人しい女子・美奈から、由良は放課後に突然呼び出された。 そこで美奈から真っ赤な顔で告げられたのは、予想外のSOSだった。 「由良ちゃん、お願い……!私、楓くんのことが好きなの。一番近くにいる由良ちゃんに、協力してほしい!」 美奈は、楓といつも一緒にいる由良なら、 彼の趣味も好きなタイプもすべて知っているはずだと、必死に手を握ってきたのだった。 大好きな男の子の恋を、元・失恋相手の自分が応援する――。 そんな残酷な現実に絶望する由良だったが、「協力できない」と断れば、 なぜ楓を他人に渡したくないのかという自分の本心が楓や周囲にバレてしまう。 今の「一番の友達」という立場を守るため、 由良は涙をのんで、渋々キューピッド役を引き受けてしまう。 そこから、3人の奇妙な関係が始まる。 由良は美奈にアドバイスし、2人が仲良くなれるようお節介を焼く。 作戦は上手くいき、楓と美奈は少しずつ距離を縮めていく。 しかし、他の女子のために恋のプロデュースをしながら、 楽しそうに美奈と笑い合う楓の姿を見るたび、由良の胸は張り裂けそうだった。 だが、変化が起きたのは由良の心だけではなかった。 美奈をアシストするために、あえて自分から楓と距離を置こうとする由良に対して、 今度は楓が不満と焦りを募らせ始める。 ある日の放課後、楓は由良を呼び止め、拗ねたように、だけどどこか必死な様子で問い詰めてきた。 ただの「女友達」に向けるものにしては、あまりにも独占欲の強い楓の態度に、由良の心は激しく揺さぶられる。 女の子としてのプライドと壊したくない関係の間で揺れる由良の 甘酸っぱくて少し痛い、2度目のアオハル・ラブストーリー。
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桜舞う空に、私の初恋がほどけていく。
紫陽花/著

総文字数/4,423

恋愛(ラブコメ)4ページ

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小学一年生の頃から、 私・葵の世界はいつも颯太を中心に回っていた。 不器用だけど真っ直ぐな彼に恋をして、 気づけば四年が経っていた。 けれど、恋の終わりは呆気なく訪れる。 小四の冬、 彼のあまりにも子供っぽい「ある行動」を 目撃した瞬間、私の恋心は急速に冷め、 いわゆる『蛙化現象』を 引き起こしてしまったのだ。 あんなに特別だったはずの初恋は、 あっさりと幕を閉じた。 中学校という新しい世界に飛び込んだ私は、 クラスメイトの湊に心奪われる。 一目惚れだった。 しかし、すぐに残酷な現実を知る。 湊には誰もが知る「溺愛する彼女」がいたのだ。 諦めるべきだと分かっているのに、 どうしても彼を目で追ってしまう。 不思議なことに、湊は私と目が合ったり、 距離が近づいたりすると、 耳まで真っ赤にして俯いてしまうのだった。 彼女がいるのに、どうしてそんな顔をするの? 期待と諦めの間で、私の心は揺れ動いた。 そんな中、かつての片思い相手である颯太と湊が、 いつの間にか大親友になっていた。 三人で過ごす時間が増えるにつれ、 私の湊への想いは募るばかり。 ある日の放課後、 颯太は湊に 「お前、誰が好きなんだよ」 と冗談半分で問いかける。 すると湊は、顔を真っ赤にしながら、 蚊の鳴くような声で「……葵が好きだ」と呟いたのだ。 それを聞いた颯太は、 胸を締め付けられるような衝撃を受けていた。 なぜなら颯太は、小学校一年生から今日という日まで、 ずっと変わらずに葵のことを想い続けていたから――。 そして迎えた、中学三年の卒業式。 校庭の桜が満開に咲き誇る中、 私は颯太と二人きりになった。 過去の整理をつけるため、私は笑って打ち明けた。 「私さ、小学校のとき颯太のことが好きだったんだよ」 すると、颯太はいつも通りの笑顔を消し、 真剣な眼差しで私を見つめた。 「……知らないだろうけど、俺は小一から今日という日まで、ずっとお前が好きだったよ」 九年間の秘めた想い。 颯太は優しく私の背中をポンと押した。 「行ってこい。湊に気持ち、伝えてこい!」 親友への友情と、私への深すぎる愛情。 解けていく初恋の糸が、 新しい恋の奇跡へと繋がっていく。 9年間の片思い、不器用な赤面、そして桜の下の告白。 3人の甘酸っぱくて少し切ない恋模様を紡ぐ、 青春ラブストーリー短編集!
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溺愛狂瀾〜元恋人たちの襲来で、私たちの恋は狂いだす〜
紫陽花/著

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恋愛(ラブコメ)22ページ

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誰よりも愛されているはずなのにその幸せに甘えていたのは私の方だった。高校二年生の橘紬は、学校一のモテ男であり自分を狂おしいほど溺愛してくれる最高の彼氏・瀬名蓮がいる。朝の登校から放課後のデート、毎晩の甘いメッセージまで蓮の視線はいつだって紬だけ。そんな「愛されすぎる毎日」を紬は当たり前のように信じていた。──けれど、その幸せはある日突然、静かに歪み始める。 「蓮くん、久しぶり。また隣に座ってもいい?」 そう言って蓮に馴れ馴れしく近づいてきたのは、蓮の元カノ・佐々木麗奈。過去の思い出を武器にあざとく二人の間に割り込んでくる麗奈の登場に初めて激しい嫉妬と不安を覚える紬。しかし、さらに追い打ちをかけるように、紬のクラスに中学時代、紬を裏切り、深く傷つけた元カレの転校生・後藤太陽が来た。「紬、また俺のところに戻ってきてよ」『太陽』という明るい名前に隠された狂気。強引に距離を詰め、紬のトラウマを容赦なく刺激してくる太陽。本当なら、蓮を信頼して全てを打ち明けるべきなのに。だって蓮は、私を世界一愛してくれる人だから。なのに、太陽の脅しに怯え、蓮を巻き込みたくなく紬は誰にも言えない秘密を抱え込んでしまう。 一方の蓮は、紬が自分に隠し事をしていることに気づき、独占欲と焦燥感から次第に余裕をなくしていく。「俺じゃ頼りない?」その溺愛はどこか危うく、執着混じりの激しいものへと変わっていき──。 お互いを想うがゆえの嘘。歪み始める二人の距離。そこに麗奈の計算と太陽の冷徹な罠が絡み合い完璧だったはずの溺愛カップルの関係が、嘘と疑心暗鬼で少しずつ変わっていく。 愛を信じ切るのか。過去のトラウマに囚われるのか。それとも、すれ違ったまま終わりを迎えるのか──。甘すぎる恋人たちが迎えた、最大にして最悪の試練。四人の執着が交差するとき、完璧だった溺愛の形が、静かに形を変えていく。 彼女のことが好きすぎて狂ってしまう⁉【過保護な溺愛男子】 瀬名 蓮 Ren × 愛されている幸せに甘えていた【お姫様彼女】 橘 紬 Tsumugi × 過去を武器に割り込む蓮の元カノ【あざと系女子】 佐々木 麗奈 Reina × 笑顔で紬のトラウマを刺激する紬の元カレ【狂気系転校生】 後藤 太陽 Taiyo 彼氏の愛が深すぎる日、完璧だった溺愛が変わる! 紬の恋は幸せに溺れるために始まったはずだった。
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君の余命に僕の初恋を捧ぐ
紫陽花/著

総文字数/3,798

恋愛(純愛)4ページ

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中学生になった日和(ひより)は、同じクラスの少年・康太(こうた)に恋をした。 どこか達観していて、時折ひどく寂しそうな瞳をする康太。 日和は彼と過ごす日々のなかで、少しずつ心の距離を縮めていく。 しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。 日和は偶然にも、康太が不治の病を患っており、人より短い「寿命」を背負って生きているという残酷な現実を知ってしまう。 病気の苦しみと、いつ終わるかもわからない恐怖。 それでも日和の前ではいつも優しく笑っていた康太だったが、ある日突然、彼は自らその命を絶ってしまう。 遺された日和は、深い絶望と「なぜ彼は生きることを諦めてしまったのか」という激しい悔恨に打ちひしがれ、涙を流す日々を送る。 そんなある日、日和は康太の遺品である一冊の古い日記を受け取る。 そこには、彼が命を絶った本当の理由と、隠され続けていたあまりにも切ない秘密が綴られていた。 康太がまだ3歳だった頃。 彼はある公園で、少し年上の優しい女の子に出会い、淡い初恋を抱いた。それこそが、幼い日の日和だったのだ。 康太の病は、年齢を重ねるごとに「大切な人の記憶」から順に破壊していくという残酷な脳の病気だった。 彼が何よりも恐れたのは、病によって日和との思い出を忘れ、日和を傷つけ、最後には日和の存在そのものを忘れてしまうことだった。 明日を生きる少女 小林日和 × 昨日を生きる少年 斎藤康太 「日和を大好きな、僕のままで終わりたい」 康太が選んだ結末は、絶望ゆえではなく、日和への純粋すぎる愛を永遠に守るための選択だったのだ。 時を超えて明かされた康太の初恋の真相。 日和は、自分がずっと前から彼に愛されていたこと、そして彼の短い生涯のすべてが自分に向けられていたことを知る。 「きみの心から、僕を消さないで」 日記の最後に遺された言葉を胸に、日和は康太の愛を抱き締め、彼が命を懸けて守った未来を強く生きていくことを誓う。 時をかける切なさに涙が止まらない、純愛と記憶の短編集物語。 ——それは、世界の誰よりも短い、だけど誰よりも永遠の恋。
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夢は背中に貼れない5 ~沈黙を継ぐ者~
紫陽花/著

総文字数/6,808

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カタオモイ・ファミリー
紫陽花/著

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恋愛(キケン・ダーク)1ページ

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高校2年生の坂本瑠衣には、誰にも言えない秘密があった。 それは、1つ年下の妹・結衣に対して、兄としての庇護欲を超えた「ひとりの女性」としての恋心を抱いてしまうこと。 結衣は、天真爛漫で少し天然なところもあるが、瑠衣のことを「お兄ちゃん!」と呼び、全幅の信頼を寄せている。 そんな彼女の無防備な笑顔を見るたびに、瑠衣の胸は締め付けられた。 「俺はあいつの兄貴だ。この気持ちは、絶対に墓場まで持っていかなきゃいけない」 瑠衣は自分の気持ちに厳しく蓋をし、完璧な「理想の兄」として振る舞うことを心に誓っていた。 そんなある日、瑠衣は自宅の書斎で、両親の古い戸籍謄本を偶然見つけてしまう。 そこに書かれていたのは、衝撃の真実だった。 ──瑠衣と結衣には、血の繋がりが一切ない。どちらかが引き取られた子供だったのだ。 「俺たちは、本当の兄妹じゃない……?」 縛られていた呪縛から解放されたような歓喜と、同時にこれまでの「家族」という関係が崩れてしまうのではないかという恐怖が瑠衣を襲う。 真実を知ってもなお、結衣を傷つけたくない瑠衣は、これまで通り「兄」として接しようと必死に自分を取り繕う。 しかし、真実を知った瑠衣の態度は、どこかギクシャクしたものになっていく。 結衣の頭を撫でる手が止まったり、ふと切ない視線を向けてしまったり。 そんな瑠衣の変化に、結衣もまた敏感に気づいていた。 実は、結衣もまた、ある「秘密」を抱えていた。 彼女は瑠衣よりずっと前から、自分たちが本当の兄妹ではないことを両親の会話から知っていたのだ。 そして結衣もまた、兄としての瑠衣ではなく、ひとりの男の子としての瑠衣に、ずっと恋をしていた。 「お兄ちゃんが私を『妹』としてしか見てくれないなら、この気持ちは隠さなきゃ」 お互いが「相手は自分を兄(妹)としか思っていない」と誤解したまま、すれ違う二人。 物語は、そんな二人のもどかしい距離感を、四季折々のイベント(夏祭り、文化祭、バレンタイン)とともに、オムニバス形式で丁寧に切り取っていく。 そして、進路を決める高校3年生の冬。ついに二人の「嘘」が交錯し、隠しきれなくなった想いが溢れ出す。 兄妹という優しい境界線を踏み越え、二人が「新しい関係」へと一歩を踏み出すまでの、切なくも愛おしい恋の軌跡。
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夢は背中に貼れない4 ~背中で叫ぶ~
紫陽花/著

総文字数/5,352

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