「・・・早川さんのお母さんって、帰って来てる??」


 奇跡なんか、やっぱり起こるわけがないんだ。

 木崎センパイは、一緒にクリスマスを過ごさなかったお父さんが、ウチのお母さんと一緒にいないかどうかを確かめたかっただけだった。

 さっきまでドキドキ鳴ってた心臓が、針山に刺されたかの様に痛み出す。

 ・・・何落ち込んでるんだ、ワタシ。

 そりゃ、そうでしょうよ。 木崎センパイがワタシなんかに告ってくるわけないじゃん。

 何アホみたいな期待してたんだ、自分。

 バカな自分が、情けなくて恥ずかしい。

 やっぱり、勉強って頑張ってした方が良いんだ。

 バカな自分が、壮絶に厄介で手に負えない。

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