「藤堂さん家行ってきますね。」


店長に声をかけると店の裏口から車に乗り込み


住宅街にある大きな屋敷へと向かった。


活けた花によって差はあるが、だいたい1週間に1度は藤堂さんの家の花の入れ替えだ。


厳重な警備で防犯カメラも設置されているので少々緊張するが

由香里さんはとても優しい。


CLUB  AILESの社長が由香里さんだった。


友禅バラのアレンジメントに由香里さんが感嘆の声を挙げたと黒埼さんが教えてくれた。結バラについても話してくれたようで由香里さんとのやりとりを聞かされたときには、恥ずかしくなった。


ご自宅用へと渡した花も喜んで持ち帰ったと聞いてそれからは、毎回お渡しすることにしていた。



籠を使って小さなアレンジメントにしてお渡ししたこともある。




飾られた花はお買い上げいただいたものなので、その後も楽しんでいただける方が私たちとしても嬉しいからだ。



そんな話を聞いたあとで


同じように私の指名で自宅での花のアレンジメントの依頼がきた。


その依頼先が由香里さんの家だった。

この作品のキーワード
極道  若頭  ヤクザ  再会  恋愛  溺愛  イケメン  大人の恋  独占欲  バリトン 

感想ノートに書き込むためには会員登録及びログインが必要です。