コンビニエンスな関係
突然
「おはようございます」


今日も、挨拶をしてからいつものように店内に入った。



「お疲れ様です」



クールが、いつもの渋い声で挨拶をして、すれ違った。



「あ、山本さん」



えっ!?
クールが私を呼ぶ声に振り返った瞬間…。



いつの間に、名前を覚えられたのか。どうしてこんなことになってしまったのか。



頭の中がゴチャゴチャした。



キスすることを忘れていた唇が、クールの乾いた唇と、触れ合っていた。


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