レンタルな関係。

疲れたカラダをソファに預けて、ニュース番組をしばらく見ていたけれど、


「ぎゅるるるる…」

 
お腹がおもいっきり鳴って。


 
ダイエットしようと思っていたんだけど…

 
今日は無理。


ここ二日間で、かなり疲労蓄積してます、私のカラダ。


 
立ち上がって、冷蔵庫を開けて……唖然とした。



「し、しまった…」


 
今朝食べた食パンで、食料がつきていたんだった。

 
中に残っているのは、マヨネーズとジャムと、マーガリンと…わさびとかそんな調味料ばっかりで。

 
ご飯を炊いても、おかずになりそうなものが何にもない。

 
 
うううう…このまま我慢するか、否か。

 
考えてはみたものの。



「きゅ~~ぎゅるる~」


 
私のお腹がそれを許してくれなかった。


 
仕方なく私はコンビニに向かうことにして。

 
サンダルに足を入れて、もんやりする外に出た。


 
日が落ちても蒸し暑い。

 
遠くのほうで、虫の声がする。

 
緩く吹いてくる風が、ちょっとだけアスファルトの匂いを含んでいて。


雨の気配が漂っていた。


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