―水曜日。


今日もいつもと変わらず仕事をこなす。
だけど一つ違うことと言えば…今日のお昼は井上さんと一緒だということ。




カタカタカタ…


規則正しいキーボードの音。



「はぁ…」




何だろう?気が重く感じてしまうのは…。
っていうか…早川(はやかわ)さんがお休みでよかったー…。




ため息をつき、心の中で一安心。


早川さんというのは…ここで唯一、女性社員の先輩である人。そんな彼女は今日、有給休暇を取ってお休み。
お昼も特に毎回約束してるってわけではないけれど…この早川さんと食べることが多いから今日みたいなイレギュラーな時は、とても説明に困るので本当に助かるというわけ。



そんな時―。



「…有田(ありた)さーん!イント・インターの方が来てまーす!」


そう言うアルバイトの男の子の声が響き渡る。



「はーい!今、行くー」




イント・インターって……朱里の会社の名前と同じじゃない…??



先輩かつ、ここの本社倉庫の責任者である男性社員・有田さんの声を聞きながらそんなことを思う。


ちなみに朱里の会社、INT Interは…インテリア雑貨を取り扱う会社。ここ数年で急激に成長を遂げ業績も右肩上がり。
そんな会社の事務業務が…朱里の主な仕事らしい。一方の井上さんは…マーケティング部?だったような気がする。




でもまさかね!インテリアとアパレルが相交わるわけ…っっ




「…おーい、坂井っ!」


パソコンに向かって作業を続けながらそんなことを思っていると不意に遠くから有田さんに呼ばれた。




え!?私…っ!?




「あ、はい…っっ」


返事をしながら声のする方向に目を向ける。



すると―…、




「っっ…!!!」


まさかすぎる人物が…有田さんの横に立っていた。





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