ツンデレ男子




俯いて涙をこらえる。
次何を言われるかわかんなくて怖い

そんなタイミングであたしの最寄り駅につくといつかのようにあたしの腕を引っ張って歩き出した


「ちょ、やだ、ねえっ」
あたしの分の定期まで取り出して改札を抜けて行く
なんでそんなに把握してんのよ






「、ごめん」
駅のそばの公園で立ち止まって相模はそう言った


「別に、お前が倒れたの、迷惑じゃない
面倒だったらわざわざ途中で降りて送って行かねーよ」

相変わらず俯いたままのあたしの髪をそっと撫でてそう言った


「心配だからに決まってんだろ」

そういった言葉に驚いて顔を上げようとしたけど上から押さえつけられた


「ちょ!?なに!!」

「見んな、殺すぞ」
またそんな物騒なことを言う。

それでも負けじと盗み見ると顔を赤らめた姿がそこにあった



「気持ち伝えんの苦手なんだよ。
こんなこと2度と言わせんなばか。」

そういってあたしに背を向けて歩き出す背中をあたしはにやける頬を抑えながら追いかけた





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