ツンデレ男子





「あんたいつまで逃げてんの」

昼休み、紗南とご飯を食べてると怒られた。


「逃げてなんか、」

「逃げてんじゃん。
明らかに避けてるくせに」


その言葉に言い返せないでおかずをつつく。


「……昨日、なにがあったの?」
なんて優しい声


「…ごめん、勝手に帰って」

そして昨日の会話を話した














「…そっかあ
ってか誰なのその1年生って」

「さあ、わかんない。
でも同じ団の子だよたぶん。」

パックのジュースを飲みながらぼんやり上を見上げて考え事をしてる紗南


「けどさ、相模くんがなんか話そうとしてるなら聞いてみなきゃわかんないじゃん?」

「…そー、だよね」







ご飯を食べ終えると食堂に行ってたらしい拓真くんたちが戻ってきた


「…佐月ちょっと話あんだけど」

「……うん」



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