天才極甘党系男子



「じゃあ行くわ」


「あ、あのさ」


「ん?」


「…好きなものなに?」


そう聞くと少し黙ってから


「甘いもの」


と好きなものを話してるとは思えない笑顔の全くない顔で言われた。


甘いものとか…。


お菓子しか作れないじゃん。


「子どもみたい」


「うっせーよ」


病室からあの人は出ていった。



< 18 / 306 >

この作品をシェア

pagetop