――好きだからシているんだろう

ううっ…。

思い出しただけでも、自分の顔が紅くなって行くのを感じた。

しかも、“秀俊さん”って名前で呼んじゃったし…。

向こうが強制的にって言うか、わたしもそれ以上あんな頭がおかしくなるようなことされたくなかったし…。


あのことがあって1週間後の今日は、第三営業部と企画開発部の合同飲み会である。

2部屋分のお座敷は参加者たちで埋まっていた。

「はい、カンパーイ!」

カチンカチンとグラスが重なる音があちこちから聞こえる。

乾杯の後、お酒が苦手なわたしはウーロン茶を口に含んだ。

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