男の子の名前は「煌成」くんだった。

公園は駅前ということもあって小さいけれど、ブランコに滑り台、鉄棒に砂場と一通りのものがある。


煌成くんは最初こそ人見知りをしていたけれど、すぐに私に慣れてくれて一緒に走り回って遊んだ。
こんなふうに小さい子と遊ぶのはいつぶりかな…。


「つむちゃん!ブランコ押してー!」

「しっかり掴まってね」


器用にブランコによじ登るとしっかり座る。
私が背中をそっと押してあげると、煌成くんは足をジタバタさせて漕ごうと必死だ。


「こうやって膝を曲げて伸ばすの。何回もやると漕げるよ」


隣のブランコに座ってやって見せてから、煌成くんの足を曲げたり伸ばしてみたりする。
私も年上の子に教えてもらったっけ。



「あららー?ツムちゃん?」

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