おにごっこ
一章
このはなしを読んでくれる方、
話はノンフィクションです。
後悔すると思った方には読むことはおすすめしません。





「それでね、その女の子に捕まったら、」


「う、うん。
つ、捕まったら?..」


「ぶはっ」

「なによ、さき!
続きは?!!」

「すずったら、顔怖いって!」


さきは笑いながら言った。

「もー」

そー言ってあたしは頬を膨らませる


あたしの名前は哀川すず。
高校1年だ

放課後誰もいない教室で親友のさきと
怖い話をしていた。


「どーせ、こんな話嘘なんだって」

「そぉならいいんだけどぉ。」


おにごっこの話。
ただの噂話だと思ってた。

あの時までは


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