゜+dearest+゜
終わりであり、始まり。

最後の賭け

――――卒業式。




  「ゴメン。」   

胸に突き刺さる心也(しんや)の一言。

  あーぁ。また振られちゃった。

  この人に告ったのは何回目だろう。
 
  この人に振られたのは何回目だろう。

  
  諦められたら楽なんだろうけど・・・。

 
  
  この告白・・・最後の賭けだったんだけどな。

  

  だって・・・中学校が違うから。


  
  もぅ・・・いつでも会える距離じゃない。



  だけど・・・告白出来たことが。
     

        最後にまた想いを伝えられたコトが嬉しかった。





   「ねぇ、真菜~これからも好きでいていいかな?」


   「優しだいだよ・・・。無理に諦めるなんて出来ないくせに。だって、1年以上もの想いを簡単には変えられないよぉ。」


   
   「中学での出会いを期待する!
         だって・・・いい加減、自分でもしつこい気がしてきた。」


   「・・・・・。」



 
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