白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】


タックルしてきた恭輔に、足元がよろけてしまった。



更に後ろから諒平が現れて、恭輔に教育的指導を入れてくれた。



入学したての小学生と教師か。
 



俺の瞳は、まだ滝篠が消えた廊下に向いている。


それに恭輔が、同じ言葉を繰り返してきた。




「いや、何でも……」
 



何でも、ないはずだ。
 



拙い調子で答えることしか出来なかった。




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