今にも雷が鳴りそうな空の下。
枯れ木の森で、少女は目覚める。


「地獄だなんて、私はいったいーー何をしたの?」

生前の記憶が欠けた女子高生、そよ香。

「間違いです!そよ香さんがここにいるのは間違いっ!さっさとここから出ましょーって!」

笑う白いコウモリ。


「自殺した。お前が死んだから、俺も死んだんだ」

そよ香の恋人だと言う男子高校生、弥代。


生き返るため、“地獄の最果て”を目指す。

「私、生きていた時にーー」

「何をしてようが、そよ香のこと嫌いになったりしないから。絶対」

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