~愛憎の果て~



―――それから1週間後


彩乃から連絡があり、2回目のプチ同窓会が行われることになった。今度は、彩乃お勧めのイタリアンのお店だ。


なんとか定時までに仕事を終わらせたんだけど、道に迷ってしまい約束の時間をもう30分もオーバーしてる。スマホのナビを見ながらクリスマス一色になった街をキョロキョロしながら速足で歩いていると、未久から電話が掛ってきた。


遅いから心配になって電話してくれたのかと思ったら……


『ごめん……今日の女子会行けそうにないよ』


元気のない声。どうやら風邪を引いたらしい。


『お昼頃からなんだか寒気がして仕事早退したんだ。もっと早く連絡しようと思ったんだけど、今まで寝てたから……彩乃に謝っといてくれる?』

「そう、風邪なら仕方ないね。こっちのことは気にしないでいいからさ、ゆっくり休んで」


この前の電話でムキになって未久に色々言っちゃって気まずい感じになってたから、今日は楽しく飲みたいと思ってたのに残念だな。


そう言えば、先生インフル治ったかな?家に居るからカンナの手前、メールも出来ないし……なんだか寂しい。


煌めくイルミネーションを見つめため息を付くと、再びナビを見ながら歩き出す。そして数分後……


「あ、ここだ!」


やっと見つけた店に入り、彩乃の姿を探す。


「あ、莉羅!お疲れ~」


声がした方向に目をやると、奥のテーブルで彩乃が手を振っている。


あれ?彩乃の前に座ってる人って誰だろう?未久は来ないから私達2人だけのはずなのに……


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