私は今でも夢に見る。


あの島で過ごした夢のような日々を。


そしてその中には、あの人もいる。


もう二度と会うこともない、連絡先すら知らない人だ。


彼もきっとこの東京のどこかで働いているんだろう。


私とはまったく違う日常を生きているんだろう。


もう会うこともないのに、たまらなく会いたくなる。



あの人に、愛された記憶があるからだ。