To important friends
日谷さんのお宅の前につき、チャイムを押す。「はい。どなたでしょうか…?」と、母の友人にしては若い女性の声が聞こえてくる。

そう言えば、穂積ちゃんと言う名の僕と同じくらいの歳の娘さんがいると、言っていた気がする。

「あっ、樋山です。母に言われて、おすそ分け持ってきました。」「ちょっと待ってくださいね?今開けますから。」と。

その後何秒かして玄関の戸が開いた。
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