また、キミに逢えたなら。
だから
ちょっと“寂しいな”なんて思ってみたり。
ちらりとシロー君の顔を見上げると、私の視線に気付いたシロー君と目が合った。
ドキッ
そして口元を緩めて見つめ合いながら微笑む。
大きくて優しい瞳がスッと細くなって、私の大好きな笑顔に変わった。
綺麗な輪郭。
通った鼻筋。
色気のある唇にドキッとさせられる。
見つめ合いながら笑い合うっていう、この瞬間がすごく好き。
「それにしても、シロ達って本当に付き合ってねーの?」
もう何度聞いたかわからないこのセリフ。
羽生君は真剣な顔をしながら、私とシロー君の顔を交互に見ていた。