真逆な2人
動き出す闇

バンっっっ!

下「はぁはぁ、大変です!!毒龍が動き始めました!!」

すごい勢いでやってきたのは龍希の下っぱくん。

[毒龍]この名前聞いたことがある。

私が頭をひねらせていると龍斗が口を開いた。

龍「毒龍って10年以上前に事件起こして捕まったんじゃなかったか?」

あ「すみません。麗奈のことがあって総長に伝えるの忘れてました。....実は先週くらいに誰かを身代わりにして幹部以上の奴らは釈放されたという情報が入ってきたんです。」

龍斗「まじかよ。....でもまだそいつらは復活したばっかだろ?なんでそんなお前は慌ててんだ?」

下「それがすごい勢いで勢力をあげてNO.4まできてるんです。それでうちの一人が軽症ではありますが毒龍の誰かにやられました。」

龍「なんで龍希になんか手出したんだ?いくら下っぱとはいえ強いのは族の奴なら知ってるはずだが。」

あ、春、拓、蓮「たしかにそうですね。(だな。)」

龍「今から緊急集会を開く。下に全員集めろ。」

下「はいっ!」

あぁ、そーだ。毒龍は私の家族を奪った奴らだ。こんな大事なことなぜ忘れていたんだろぅ。

この時私はあることを思い出した。
お父さんを刺した男の言っていた言葉を。

『次はお前を殺す』

男はその言葉を残して部屋を出ていった。
....もしあの言葉が本当なら?龍希の下っぱを刺したのに辻褄が合う。きっと毒龍はここに私がいることがわかっている。これは私にだけわかる宣戦布告。

もぅ誰も私のせいで傷つけたくない。
それならもぅ答えは1つしかない。









私はここからいなくなる。

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